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Militia 'still hold' Sadr City (ビデオ映像 3分14秒)
http://news.bbc.co.uk/player/nol/newsid_6460000/newsid_6469100/6469175.stm?bw=nb&mp=rm
「サドルシティまではバグダッドの中心部にあるBBCの事務所からは
遠くはありません。車で数分の距離です。
しかし不安な取材となりました。
私達は同じような大変な旅を四か月前にも行いました。
マハディ軍に護衛をしてもらったのです。
シーア派の民兵組織の中で最大規模の組織です。
政府の検問所を通って行くと、ここはサドルシティの玄関口ですが、
イラク軍の兵士が全てをマハディ軍に任せるようにと言いました。
そしてその後、検問所を通る度に
マハディ軍の証明書(バッジ)をつけた男達がチェックを行っています。
米軍はサドルシティの支配を固めている筈ですが、
実際に私達をサドルシティに招き入れてくれたのはマハディ軍でした。
まだマハディ軍がこの地域を支配しているようです。
米軍の兵士は一人も見かけませんでした。
私達はここサドルシティの真ん中に到着したばかりです。
緊張した空気に包まれているようです。
とはいっても前回とは随分様変わりしています。
今回は武器はそこら辺にはありません。
マハディ軍の戦闘員は目につくかたちで武器を携行していません。
米軍が来る可能性があるので隠し持っているのかもしれません。
サドルシティは繰り返し宗派間の抗争に揺らいできました。
サドルシティに米軍がいることによって
このような暴力のリスクは減ったのかもしれません。
しかし米軍はサドルシティの支配をコントロールする為に武力を行使しました。
その為に多くの人々の支援をかえって損なっているのです。
民兵の拠点に対して攻撃を加えた結果、
どうしても死傷者が出ることになってしまうからです。
シーア派の人々は米軍に対する信頼を全く持っていないようです。
サドルシティで絶大な権限を持つのは、
若いシーア派の聖職者ムクタダ・アル・サドル師です。
マハディ軍の指導者でもあります。
サドルシティでサドル師の代理人を務めているアブ・ムスタファさんです。
<米軍はサドルシティを掌握することに成功したんでしょうか>
『いいえ、米軍はサドルシティを掌握していません。
民衆が掌握しているんです』
<米軍はいつまでイラクに留まるべきでしょうか>
『一日たりとも留まって欲しくない。
米軍はイラクを台無しにしました』
他の人も同じ意見です。
シーア派のイスラム教徒の人々は、フセイン元大統領を追い出してくれた
米軍に感謝していた時代はもう遠い昔のことのようです。
私達がここサドルシティの真ん中に来て、
そしてこのように撮影を行うことができるということからも、
マハディ軍がまだここで完全に支配をふるっていることは明らかです。
マハディ軍はよく認識しているんです。
米軍が撤退すれば、その後、最も大きな力を持っているのは自分達であると。
マハディ軍は米軍が撤退するのを待っているのです。
そしてその後、表舞台に姿を現し、権力を掌握しようとしているのです」
取材した BBC の John Simpson 氏はこう分析しています。
「マハディ軍の戦略はこうです。
アメリカの戦略というのは、
サドルシティやその他のトラブルが起こっている所に米軍を増派して、
できる限り暴力を和らげて、
夏の終わりかそのくらいの時期になって勝利を宣言し、
撤退するというのが米軍の戦略でしょう。
しかし率直に言って、それこそマハディ軍が待っていることなのです」
<参照>
米軍がサドルシティに入る:US troops enter Sadr City (BBC,PBS,JAZEERA)
http://www.asyura2.com/07/war89/msg/505.html