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イラク情勢に「内戦」の要素と 米国防総省が報告書
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200703160002.html
2007.03.16
Web posted at: 11:45 JST
- CNN
ワシントン(CNN) 米国防総省は議会に提出した報告書の中で、イラクの治安悪化が「内戦」の要素を帯びているとの見方を示した。報告書はまた、昨年10−12月に同国内で発生した攻撃の件数と死傷者数が、ともにイラク開戦以来最悪の数字を記録したことを明らかにしている。
報告書は2日付で議会に出され、15日に公表された。イラクで発生している戦闘について、「当初はイスラム教スンニ派勢力による駐留米軍への攻撃が中心だったが、宗派間や犯罪組織間の勢力争いへと変化した」と分析。内戦の色が濃くなってきたことを認めている。ただ、同国内ではシーア派同士の暴力や、国際テロ組織とスンニ派武装勢力による駐留軍への攻撃、犯罪組織による暴力なども多発していることから、「内戦という言葉を適用するには複雑過ぎる状況だ」との見解も示している。
駐留軍や民間人に対する攻撃の件数と死傷者数については、米主導軍が目撃または報告を受けた事例のデータに基づき、「3カ月間の数字としては、過去4年間で最悪だった」と指摘した。特に首都バグダッド市内での攻撃が激増し、1日当たり45件に上った。
報告書によると、死傷者数は今年1月に入ってわずかに減少したものの、「まだ非常に多く、深刻な状況は変わらない」という。