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西側メディアの扇動
http://japanese.irib.ir/news.wed.htm#kaisetu
イラン核問題に関して、西側メディアは扇動を継続することで、西側諸国はまもなく合意に至るだろうと伝えています。
これに関して、IRIB国際放送・ラジオアラビア語が、レバノンの政治アナリスト、アニス氏にインタビューを行いました。
Q:西側メディアは、国連安保理常任理事国とドイツが、まもなくイラン核問題に関して合意に至るだろうとしていますが、この報道に関して、どう見ますか?
A:この問題に対する大国の対応は様々ですが、一部は、イランに対して厳しい対応を取る必要があるとしており、また一部は、理に適った対応を取らなければならないと考えています。こうした中、二面性を見せている国もあります。彼らは、共通の利益のため、互いに配慮し合う一方で、イランと利害を共有しているために、イランへの厳しい制裁に関して、アメリカやヨーロッパ諸国に同意出来ないでいるのです。このため、互いの関係を維持しようとする流れと、イランから利益を得ようとする流れ、この二つの駆け引きは、共通の合意に至るまで続けられることでしょう。
Q:このような国際的な駆け引きの存在、そしてイランが核の権利を守ろうとする立場に固執していることに注目し、イランはこの駆け引きに対して、どのような対応をとりうるでしょうか?
A:私たちは常に、道徳や価値観に基づいて、物事を進めます。しかし残念ながら国際政治はこうした原則に基づいていません。各国の関係は、国連憲章に基づいて成り立つはずでしたが、この憲章は何度も侵害され、権力行使の手段になっています。このため、私たちは現実的な見方をし、大国が倫理観に基づいて対応を取ると思ってはいけないのです。そしてこれらの国々の共通の利益がどのようなものであるかを注意深く検討し、自らの立場を決定すべきです。自分たちのもてる力を行使していくと共に、国際的な権力のバランス、各国の共通の利益のバランスを取っていく必要があります。