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ハリド・シェイク・モハメド容疑者。資料写真
http://www.cnn.co.jp/usa/images/CNN200703150005.jpg
□米同時テロ容疑者の審問記録、国防総省が公表 [CNN]
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200703150006.html
米同時テロ容疑者の審問記録、国防総省が公表
2007.03.15
Web posted at: 12:42 JST
- CNN
ワシントン(CNN) 米同時多発テロの首謀者とされ、キューバのグアンタナモ米海軍基地に収容されているハリド・シェイク・モハメド容疑者の編集済み審問記録が14日、米国防総省によって公表された。この中でモハメド容疑者は、事件への関与を全面的に認めた。
審問は10日に行われた。モハメド容疑者は同時テロのほか、靴に隠した爆弾による旅客機爆破未遂事件や、インドネシア東部バリ島のナイトクラブ爆破事件、1993年の世界貿易センター爆破事件などにも関わり、パナマ運河やニューヨークやシカゴのつり橋、高層ビルを狙った攻撃に向けた準備調査を行っていたことを供述した。
モハメド容疑者が関与を認めた事件は29件に上るが、フィリピン訪問中のローマ法王ヨハネ・パウロ2世(当時)の暗殺計画など部分的に関与した事件もある。
審問記録には、モハメド容疑者が「革命のジョージ・ワシントン」などと自称するなど、直訳で意味不明な部分もある。同容疑者は謝罪のことばを述べなかったものの、同時テロの犠牲者に子どもが含まれていたことについては深い反省を表明した。
国防総省はこのほか、アブ・ファラジ・リビ容疑者とラムジ・ビン・アルシブ容疑者の審問記録も公表した。2人の審問は9日に実施されたという。
3人の容疑者は昨年9月、米中央情報局(CIA)の秘密収容所からグアンタナモ基地に移送された14人の中に含まれている。機密情報が漏えいする恐れがあるとの理由から、米軍側はメディアや容疑者側の担当弁護士に審問を公表していない。容疑者には米軍側の助言者がつくものの法的支援は得られず、証拠も機密性がない要約が提示されるのみ。
審問は軍事裁判に向けて容疑者を敵性戦闘員と認定するべきか判断するのが目的で、来月まで続く見通し。