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□スペイン列車テロから3年、記念式典で慰霊塔公開 [CNN]
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200703120021.html
スペイン列車テロから3年、記念式典で慰霊塔公開
2007.03.12
Web posted at: 17:16 JST
- CNN/AP
マドリード──スペインの首都マドリード中心部で起きた列車同時爆破テロから3年にあたる11日、犠牲者を追悼する慰霊塔が記念式典で公開され、国王ファン・カルロス1世やソフィア女王、政府高官、数百人の遺族が3分間黙とうを捧げた。
慰霊塔は事件現場の1つである国鉄アトーチャ駅付近に建てられ、高さ10メートル余りのガラスの建造物。やや楕円の円筒型で、地下の展覧室に降りると、事件直後に現場に残されていた各国語の追悼メッセージを見ることができる。1日の日照の変化に伴って異なるメッセージが浮かびあがる仕組みで、夜間にはライトアップされる。
式典では出席者らのスピーチはなく、チェロ奏者パブロ・カザルスが平和への願いをこめて作曲した「鳥の歌」が独奏され、国王が慰霊塔に花輪を手向けた。涙をぬぐう出席者も見られた。
事件では191人が死亡、1800人以上が負傷。イスラム過激派が当時、アルカイダに代わって、イラクやアフガニスタンへのスペイン軍派兵に報復するとの犯行声明を出した。しかし捜査当局によると、犯行グループはアルカイダから指示や資金援助を受けておらず、アルカイダに触発されて爆弾攻撃を実行した。容疑者29人が起訴され、現在裁判が行われている。
スペイン国民党政権は事件直後、非合法組織「バスク祖国と自由」(ETA)の犯行との見方を示した。イスラム過激派の関与を示す証拠が明るみになった後もETA犯行説を主張し、事件から3日後に行われた総選挙で社会労働党に敗北。新たに就任したサパテロ首相はイラク駐留スペイン軍を撤退させたが、国内政界の分断を招いた。