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イラク軍事作戦には限界、政治対応も促す 駐留米軍司令官
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200703080030.html
2007.03.08
Web posted at: 21:22 JST
- CNN/REUTERS
バグダッド――イラク駐留米軍の新司令官に先月就任したデービッド・ペトレイアス大将は8日、宗派対立などでこじれるイラク情勢の展望に触れ、政治的な対策が不在のままなら、米軍やイラク軍だけでは打開出来ないとの考え方を示した。一部の武装勢力との和解も必要であると指摘した。
司令官に就任後、初の記者会見で述べた。和解すべき武装勢力には触れなかった。
「軍事行動は治安改善に必要だが、(イラクの問題解決には)それだけで十分ではない」との認識を表明。「政治問題で成果を挙げるため、新生イラクで身の置き場所がないと感じる勢力との和解や対話が必要になるだろう」とも付け加えた。
その上で、イスラム教シーア派が主導するイラクのマリキ政権が取り組むべき主要課題は、和解が可能な武装勢力を見極めるべきことだと主張した。
米軍、イラク軍が進める大規模な首都掃討作戦に触れ、数カ月間継続するとの見通しを表明、市民の反発を受けるような攻撃が起きる可能性にも言及した。誤射などの例を示唆したともみられる。
しかし、宗派対立に絡む殺害事件が減るなど作戦の成果は既に出ているとも述べた。
首都掃討作戦を受け、武装勢力が攻勢を加速しているとも指摘、首都バグダッドに配置される米兵が最大規模になるのは6月以降になるとの考えも示した。駐留米軍の兵力は現在、約14万人。ブッシュ米大統領は今年1月、新たなイラク政策の中で約2万1500人の増派を発表している。