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□駐留米軍が取材映像の押収図る アフガンの自爆攻撃現場で [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/article/detail/3061284/
駐留米軍が取材映像の押収図る アフガンの自爆攻撃現場で
【アルジャジーラ特約5日】アルジャジーラが入手した目撃証言によると、アフガニスタン駐留の米軍部隊は4日、ナルガルハル州で起きた自爆攻撃、それに続く米軍部隊の応射シーンを撮影していたカメラマンらのカメラを押収、同シーンを消去しようとした。
それによると、自爆攻撃では市民の間に犠牲者は出なかったが、米軍部隊の応射により市民ら少なくても10人が死亡した。
駐留米軍などの連合軍側が発表した被害状況は、市民の死者8人、負傷者35人となっている。
アルジャジーラは同シーンを撮影した映像を入手した。それによると、米軍部隊の車両を狙った自動車使用の自爆攻撃が起きた直後、同部隊が応射を開始した。
同映像にはパニック状態に陥った市民たちの姿、負傷者を手当てしているシーン、それに米軍の射撃で破壊された車から遺体を運び出すシーンが収められている。
目撃者によると、自爆攻撃を実行したのは男1人で、他に共犯者と思われる者はいなかったものの、パニック状態に陥った米軍兵士たちは、動くものを無差別に銃撃した。
「米軍兵士を狙った銃撃はなかった。(発砲を応射とする)米軍の主張は全くのうそ。ここは平穏な地区で、銃器を所有する者さえいない」と目撃者は語っていた。
死者の中には80歳の老人も含まれていた。同老人の孫は「爆発があった。祖父は別の車内に座っていた。米兵たちは祖父の車を狙って撃ってきた」と、当時の様子を話した。
カルザイ・アフガニスタン大統領は5日、米軍部隊によるこの銃撃を非難するとともに、徹底した調査を行うよう命じた。
アルジャジーラが入手した現場撮影の映像について、米軍当局者は「米軍部隊の射撃は自衛のためだった」と主張した。
同軍当局者は「市民に犠牲者が出たのは遺憾だが、米軍部隊は自爆攻撃と銃撃を受けた。自衛のために応戦した」とも述べた。
さらに同当局者は「米軍兵士は武器を持たない市民への銃撃はしない。犠牲者がなぜ出たのか分からない」と続けた。
また、アフガニスタンの州当局者によると、同国北部では北大西洋条約機構(NATO)軍部隊の空爆により、市民9人が死亡したという。(翻訳・ベリタ通信=志岐隆司)
2007年03月06日17時22分