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(回答先: 'Exodus' of Iraq's ancient minorities:イラクの古代少数民族の大脱出 投稿者 妹之山商店街 日時 2007 年 2 月 27 日 06:09:32)
Iraqi Minorities (BBC)
<何故マイノリティが標的となっているんでしょうか>
(MARK LATTMER:Director, Minority Rights Group)
「全てのイラクの宗派が標的となっています。
例えば、キリスト教徒は、西側と繋がっているという理由だけなんです。
イスラム教徒であっても、マイノリティは弾圧されています。
多くのマイノリティの人々は、キルクーク、モスルなどに住んでいました。
例えば、より大きなグループが、自分達の領土だと
主張している所に住んでいて、巻き込まれているのです。
<キルクークには油田もあります。
多くが権益を争っています。
クルド自治区に参加するかどうか
住民投票が行われるということですが>
「そうなんです。
キルクークにはアッシリア人も住んでいます。
自分達のアイデンティティを否定されています。
どちらの側につくのかと脅迫されています。
誘拐、殺害などの標的となっています。
多くが国外に逃れることを選んでいます。
レポートにもありましたが、イラク人口の10%はマイノリティであり、
ヨルダンやシリアなどに逃れている難民の三分の一はマイノリティです。
その比率からも、いかにマイノリティが犠牲になっているかは明らかです」
<例えば、トルクメン人ですが、キルクークで弾圧にあっています。
本国の政府も懸念しているのではないでしょうか>
「そうですね。
トルコはクルド自治区を何回も侵略しようとしています。
トルクメン人が弾圧されることを口実にして、
トルクが派兵することもあり得てしまう。
これはトルコだけでなく、国際社会の懸念である訳です。
イラク政府に対して、対応を求めています。
合同軍、特に米軍は、今、手一杯という状況です。
例えば、キリスト教徒を保護したとすれば、
元々そのような計画で侵略したのだというような批判を招く恐れがあります」
<イラク政府は今、手をこまねいて見ているしかないんでしょうか>
「イラク政府には多くの権益団体がある訳です。
ですから、マイノリティを保護することは、自分達の利益にはならない訳です。
自分のコミュニティを守る、できるだけ多くの土地を確保する。
そのことばかり考えている訳です。
合同軍は、今、全くこのようなマイノリティ、
イラクに古代から住んでいるコミュニティを助けることができずにいる訳です」
<状況は悪化する一方なんでしょうか>
「多くの人が悲観的です。
人権担当閣僚が、バグダッドで私に、
フセイン元大統領は、民族間の対立を始めた。
それを解消するには、同じくらいの年月を要するだろうと」