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http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200703010008.html
米大統領報道官「イラン・シリアとの直接会談ない」
2007.03.01
Web posted at: 15:36 JST
- CNN
ワシントン（ＣＮＮ） スノー米大統領報道官は２月２８日、３月１０日に開かれるイラク情勢をめぐる国際会議で、対立関係にあるイランやシリアが政策を転換しない限り、直接会談を行わない方針を明言した。イランはウラン濃縮活動、シリアは米政府がテロ組織と認定するハマスとヒズボラへの支持をそれぞれ停止しない限り、直接会談はあり得ないとしている。
ブッシュ米政権は、イランとシリアがイラク国内のイスラム過激派に武器を供給し、イラク情勢に介入しているとの認識を以前から示している。イラク駐留米軍は、イランがシーア派武装勢力、シリアがスンニ派武装勢力とのつながりをそれぞれ有するとの見解を示した。イランとシリアは、米国側の主張を否定している。
米国のイラク研究グループ（超党派）は、イランやシリアと直接対話する必要性を指摘。ライス米国務長官とゲーツ米国防長官は２７日、上院歳出委員会で、米国の会議出席を同グループの主要提言の実行に向けた一歩と位置づけた。
スノー報道官は、武器供給や戦闘員流入の問題がイラク主催の会議で提起された場合「当然取り組む必要がある」と述べる一方、「この会議中には米国とイラン、米国とシリアの二国間協議はない」と明言した。
国営イラン通信は２８日、政府高官の発言として、同国が会議に出席すると伝えた。米国は１９７９年以来イランとの国交が途絶えているが、スノー報道官によると米国はこれまで数回、国連などの国際会議でイランと同席している。ただ、同報道官は、国連安全保障理事会がイランにウラン濃縮停止を求めている期間中、ブッシュ米政権がイランと二国間協議を行ったり、国交正常化を図ることはないとしている。
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