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http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20070227_134841.html から転載。
「アメリカはイランとの協議を正式に申し込むべき」ラーリージャーニー
2007年02月27日付 Iran紙
【政治部】ラーリージャーニー国家安全保障最高評議会書記は、「もしアメリカが、自ら主張するように、イランとの話し合いに興味があるならば、正式にその旨要請すべきである。そうすれば、イランもこのことを前向きに検討するであろう」と述べた。
南アフリカのプレトリアを訪れたラーリージャーニー書記は、イラン国営通信(IRNA)とのインタビューの中で、さらに「もしアメリカが正式のルートを通じて、イランとの話し合いを求めるならば、そしてそれが建設的かつ合理的な話し合いとなることが明らかとなるならば、われわれもこのような要請を前向きに検討する用意がある」と付け加えた。
アメリカ政府はイランがウラン濃縮計画を停止することを条件に、イランとの話し合いに入る用意があるとの米国務長官の発言に対し、ラーリージャーニー書記は「われわれはメディアを通じてなされるこの種のスタンスが信頼の置けるものであるとは、まったく考えていない」とし、さらに「彼らはメディアを通じて発言することで、別の目的を追求している」と付け加えた。
国家安全保障最高評議会書記はその上で、「もしイランとの話し合いを望むならば、その旨正式なメッセージを伝えるべきだ。イラン・イスラーム共和国は原則的に、意見の相違を解決するためには、公正な話し合いを行うことを歓迎する」と強調した。
同書記はさらに、「前提条件を付けるということは、話し合いの結果をそれが行われる前に決めてしまうことを意味する。それゆえ、このようなやり方でよい結果が得られたことなどないのである」と続けた。
ラーリージャーニー書記はまた、「地域と世界の安定・平和を求める国としてのイランの立場を、彼らも正式に認めるべきだ」と述べた。
現地の新聞はこちら
http://www.iran-newspaper.com/1385/851208/html/internal.htm#s670266
(翻訳者:斎藤正道)
(記事ID:10272)