★阿修羅♪ > 戦争89 > 212.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
□800人近い傭兵等がイラクで「戦死」 [イラク情勢ニュース]
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/uruknewsjapan2006/view/20070225/1172370927
2007年2月25日(日)
800人近い傭兵等がイラクで「戦死」 2007/02/25
報道によると米国防総省との契約下にある傭兵は800人近くがイラクで「戦死」し、米軍の指揮する仕事中に負傷した者は3300人以上にのぼる。これは公式に発表されるアメリカのイラク戦費、犠牲者に数えられることもなく、目に見えにくいコストの実態である。
ペンタゴン米国防総省に雇われた者のうちアメリカ人がどれだけの数を占めるかは不明。しかし米軍兵士3100人以上がイラクで死亡したと国防総省が発表したところで、イラク戦争の犠牲者がそれだけでないことは明らかだ。
ハリバートン社、ブラックウォーター社、ウェイクンハット社といった企業が米軍と契約して、調理、洗濯、インフラの補修、文書の翻訳、スパイ情報の分析、収容者の警備、軍の輸送の警護、グリーンゾーンへの給水、ビルの警備などの仕事を請け負っている。それはしばしば米軍兵士が従事するのとほとんど変わらない危険な業務である。
アメリカはイラク戦争と再建の任務の多くを外注にしてきたことから、契約者の数はイラク駐留米軍の兵力13万5000人にほぼ匹敵する12万に達している。
このような傭兵を含む契約者と米軍兵士との違いとなると、違いがあると仮定したところで、当然ながらイラク人の目には区別されることはほとんどない。今年1月には、バグダッドでブラックウォーター社のヘリが撃墜され、乗っていた傭兵4人が死亡した。2004年にはアメリカ人2人とイギリス人技師1人が誘拐されて斬首された。
2004年にはまた、世界にニュースが流されたが、傭兵が警護する米軍輸送車列が待ち伏せ攻撃を受け、傭兵の遺体は焼かれて切断され、そのうちの2人の遺体がファルージャの橋に吊された。
しかし、このように傭兵ほかの契約者が死傷しても、その犠牲は米軍ないし米国防総省の公式記録には残されない。同じ犠牲でも、傭兵の場合は政治的ダメージが少ない、という事実が傭兵増大の理由である。
情報に詳しい人々のあいだでは、「正規兵3000人が戦死したなら、それ以外に1000人の「戦死」がでているはずだ」と語られている。
労働省は2006年末までにイラクで米軍と契約した者769人が死亡し、3367人が負傷した(4日以上の休職が必要な重傷)と静かに発表した。傭兵などの契約者は後方支援と再建業務のためにベトナム戦争で広く採用されたことはあったが、戦地で今ほど多くの業務を担うことはかつてなかった。
作成者 uruknews : 2007年2月25日(日) 11:35 [ コメント : 0]