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毎日【英イラク撤退:現地は歓迎 シーア派間の争い無軌道化も】
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http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20070222k0000e030020000c.html
英イラク撤退:現地は歓迎 シーア派間の争い無軌道化も
【カイロ高橋宗男】英国のイラク撤退計画発表に、現地では決定を歓迎する声が相次いだ。しかし、英国の展開するイラク南部では、イスラム教シーア派同士の対立が治安悪化の要因となっており、スンニ派とシーア派が対立する首都バグダッドなどの状況とは対照的だ。ブレア首相の決断は引退を前に、英部隊がこれ以上泥沼に引きずり込まれないことを狙った布石の可能性もある。
AFP通信によると、イラク連邦議会のアスカリ議員(シーア派)は、「(撤退は)政府とイラク全勢力の願いだ」と述べた。英部隊に反発してきたバスラ県評議会のマヒヤ会長も英軍部隊の撤退を「どんなものであっても歓迎」と評価した。
ただ、バスラなど南部では、イラク戦争後に勢力を拡大したイラク・イスラム革命最高評議会や、占領軍の存在に反発する対米強硬派サドル師派、地元部族を中心とするファディーラ党など、いずれもシーア派の各組織が石油利権を巡る権力闘争を続けている。英軍の存在はこうしたシーア派勢力間の争いの一定の歯止めとなっていただけに、今後は各派間の争いが無軌道化する恐れもある。
毎日新聞 2007年2月22日 10時50分
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