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□政府軍・駐留軍への春季攻勢を準備 タリバン軍司令官が言明 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/article/detail/3040792/
政府軍・駐留軍への春季攻勢を準備 タリバン軍司令官が言明
【アルジャジーラ特約21日】アフガニスタンのタリバン旧政権勢力のムラー・ダドゥラー軍司令官は、21日に放映されたアルジャジーラ・アラビア語チャンネルとのインタビューで、アフガニスタン軍および駐留外国軍部隊に対する春季攻勢に向けて、同勢力6000人を動員すると語った。
その中でダドゥラー軍司令官は「イスラム戦士の動員は既に整っており、春季攻勢は差し迫っている」との考えを明らかにした。
さらに、ダドゥラー軍司令官はイスラム戦士たちは山中に掘ったトンネルの中に身を隠しながら、どこにでも攻撃を仕掛けられる態勢に入っているとも語った。
続けてダドゥラー軍司令官は、アフガニスタン駐留の北大西洋条約機構(NATO)軍が増強されれば、タリバン側も動員兵士数を増やす。1万人の動員が可能だ」と豪語した。
パシュトン人のダドゥラー軍司令官は、タリバンの最高指導者、ムラー・オマル師の側近の1人で、タリバンが結成された1994年にメンバーとして加わったといわれる。
一方、タリバン勢力の複数の軍幹部たちはアルジャジーラの取材に対し、同勢力がヘリコプター攻撃に使用できる新兵器を入手したことを明らかにした。
詳細は不明だが、タリバン勢力は数カ月前に、カンダハル近郊で米軍ヘリコプターを撃墜した映像を流した。
今月18日にはカブール州で米軍の大型ヘリコプターが墜落し、同兵士8人が死亡、14人が負傷した。米軍は同墜落の原因をエンジンの故障と発表した。
米軍はイラクおよびアフガニスタンでここ数カ月間に、これまで以上にヘリコプターを失った。このため、タリバン勢力とその同盟勢力が対空兵器を入手しているとの観測が流れていた。
また、隣国パキスタンの北西辺境州のオルカジ州知事はこのほど、タリバンが最近、勢力を増強させていると言明したばかり。同知事は「時間が経過するとともに、タリバンはより強力になっている」とも述べた。
さらに、同州知事は「いまや、地方住民の多くがタリバンを支持している。このためタリバンが全土的に抵抗活動を展開できるようになる。つまり、同勢力が連合軍に対し解放戦争を行うことになる」との見方を明らかにした。(翻訳・ベリタ通信=志岐隆司)
2007年02月22日01時33分