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読売【イランで武装集団が警察と銃撃戦、政府「背後に米国」】
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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070217i214.htm
イランで武装集団が警察と銃撃戦、政府「背後に米国」
【テヘラン=工藤武人】イラン南東部シスタン・バルチスタン州の州都ザヘダンで16日夜、警察と武装集団が激しい銃撃戦を展開した。
国営通信などが伝えた。ザヘダンでは14日、同国革命防衛隊のバスが爆破され、隊員11人が死亡したばかり。イラン政府は、一連の事件の背後に米英の情報機関がいると主張。米国は、核問題だけでなく、イラクの武装勢力に爆弾を提供しているとしてイラン非難を強めており、イラン、米国の非難の応酬が激化する可能性がある。
国営通信などによると、武装集団はザヘダン市内の女子学校付近で音響爆弾をさく裂させた後、警官隊と銃撃戦になり、武装集団は逃走した。負傷者は伝えられていない。
ファルス通信によると、イラン治安当局は17日、16日の事件に関連し、容疑者数人を拘束。14日のバス爆破事件で犯行声明を出したアブドルマリク・リギ容疑者率いるイスラム教スンニ派武装組織「神の戦士」一派の犯行とほぼ断定した。バス爆破事件で治安当局は実行犯ら65人を逮捕しており、リギ容疑者が報復に出た可能性が高い。
同州住民の約3分の2は、国内少数派のバルチ人。イスラム教シーア派が多数派のイランで、そのほとんどがスンニ派に所属するが、国全体では、バルチ人は人口の約2%にすぎない。居住地域は、同州と接するパキスタンのバルチスタン州、アフガニスタン南部に広がっている。
ザヘダン選出の国会議員シャフリヤリ氏らによると、リギ容疑者はバルチ人有力部族の出身で20代とみられる。パキスタンの神学校などで学び、パキスタンにも拠点があるとされる。「神の戦士」は昨年3月、イラン側で車を襲撃、22人を殺害し注目を浴びた。
同容疑者は麻薬の密輸が主な収入源とみられるが、シャフリヤリ氏は本紙に「米国やパキスタンが活動資金などを支援している」と断言した。地元警察幹部も、バス爆破事件への米英の関与を指摘。ファルス通信は17日、「神の戦士」が使用した爆弾や銃弾は米国製だったと伝えた。
(2007年2月18日1時38分読売新聞)
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