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□米軍が増強されるほど暴力は悪化/ダール・ジャマイル [イラク情勢ニュース]
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URUK NEWS イラク情勢ニュース (転送・紹介歓迎)
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2007/02/15 (木)
[飛耳長目録 today's news list]
☆米軍が増強されるほど暴力は悪化 ダール・ジャマイル
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☆★米軍が増強されるほど暴力は悪化
More Troops, And More Violence
ダール・ジャマイルの中東速報 2006年2月14日
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** Dahr Jamail's MidEast Dispatches **
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*Inter Press Service*
インター・プレス・サービス
Dahr Jamail and Ali al-Fadhily
バグダッド、2月13日(IPS)発 イラク駐留米軍の2万1500人増
派が提案されたあと、現地では武力行使と爆弾事件が増えただけだった。
占領が始まって以降4年間近い米軍の駐留兵力は、月ごとの平均で14万20
00人だった。この間、武力行使は米軍に対してもイラク市民に対しても増えて
きた。
自由と民主主義、解放をもたらすという約束にもかかわらず、占領が始まって
からイラク国民は治安面、公共サービス面、社会基盤と社会的な一体性の面でひ
どい悪化に苦しんできた。
多くのイラク国民は米軍兵力が増強されると状況は実際にはさらに悪化するだ
ろうと考えている。
退役したイラク人の将軍アハメド・アル・イッサはIPSに、「兵力増強は軍
隊にとっては確かに状況の改善になるだろうが、2万人強の兵士たちに求められ
るのは戦況を敗北から勝利へと変えることだ」と指摘した。
「米軍がイラク全土で戦争に敗北してきたことは議論の余地がなく、わずかに
残された2つの解決策は、20万人の兵力を増強するか、イラクでの混乱と犠牲
を回避するために現地兵士を配置したあと撤退するかのどちらかである。」
ブルッキングス研究所(ワシントン)の2月5日付報告書『サダム・フセイン
後のイラクにおける安全保障と再建の追跡』によると、2007年1月にイラク
駐留米軍兵力は13万2000人だった。2万1500人を足したところで、合
計した兵力規模は2005年12月の16万人にも及ばない。
同報告書はイラクにおける米国以外の国の兵力を1万4650人としており、
それは過去最低の数字である。
イラクの軍事評論家のなかには、目標がイラク国民全体にとっての繁栄と安全
確保だとするなら最近の兵力増強は無意味だろうと考える者もいる。
バグダッドを訪問中でモスル出身の軍事評論家でもある46歳の弁護士ドレイ
ド・アジズは、「彼らの目標はできるだけ多くの反政府勢力と衝突することであ
る」とIPSに語った。「彼らの治安作戦の第1段階は、マフディ軍が米軍の目
の前でイラク人を殺し続けているのに、アダミヤ(=アザミヤ)のスンニ派地区
を征服することだった」。
米軍はイラクをバドル旅団のような民兵にゆだねる計画なのだとアジズは考え
ている。バドル旅団とはイランと親密なイラク政府を率いるシーア派政党イラク
・イスラム革命最高評議会の武装部門である。
アジズによると、「今回の米軍兵力増強は占領体制に反抗する者は誰でも殺す
という意味にほかならない」。
この数日のあいだに、米軍はアダミヤ地区のようなバグダッド市内にある幾つ
かのスンニ派地域を急襲した。
2月7日には、イラク駐留米軍の広報局長が、米軍とイラク軍によるバグダッ
ドの治安作戦が始まった、と報道陣に発表した。コールドウェル少将は、「この
作戦は発表した通り完全に実行中である」と記者たちに告げた。
多くのイラク国民はそれがうまくいくと信じてはおらず、ドレイド・アジズの
説明に賛同している。
バグダッド出身の人権活動家であるムハンマド・ハダドは、「これは虐殺であ
り、目の見える者なら誰でもそれを目撃している」とIPSに話した。
バグダッドの南イスカンダリヤ出身の高校教師カミル・アッバスは、米軍とイ
ラク軍が「最近のナジャフにおける虐殺後も別の虐殺事件に関与し」ており、「
バグダッドの南にあるサマッラで」虐殺事件が発生したと非難した。
「彼ら(米軍とイラク軍)はイラク国民が自由な人間と実感することを受け入
れることができないので虐殺を続けているのだ」と彼は説明した。
ブルッキングス研究所は、2006年12月には米軍とイラク軍に対して1日
あたり185件の攻撃があったと報告した。同研究所によると、これは過去最多
の記録である。この最近の4ヶ月間は、2003年4月のイラク占領以降のどの
4ヶ月間よりも多くの米軍兵士が殺された。
イラク当局は2月5日、この前の1週間に1000人以上のイラク人が政治的
思惑のある暴力で殺された、と発表した。
バグダッド大学で研究をしているサラム・アル・ドレイミ博士は、「米軍駐留
兵力が増えるということは、イラク国民の苦悩が増えるという意味でしかない」
とIPSに語った。
「ブッシュ大統領は多大な戦争犠牲者を無視し、奇跡が訪れるのを期待して前
進しているようなもの。今回の増派はイラクにとっては邪魔者が増えるだけのこ
とであり、イラク国民の流血で時間稼ぎをしているも同然である」。
スンニ派地区はイラク軍と米軍の新作戦で困難を強いられている。スンニ派地
区の住民は、兵力増強にしろ取締り作戦にしろ、どちらも自分たちを敵視するも
のだと考えている。
しかし増強された駐留米軍兵力はレジスタンス勢力を狼狽させているようには
みえない。バグダッドを訪れていたファルージャ出身の若者は、「ブッシュはせ
いぜい間抜けな兵士をイラクに増派すればよい。俺たちがそいつらをまとめて地
獄に送ってやる。彼らは過去の教訓に学んでないようだが、俺たちはいつでも教
えてやるさ」と話した。
しかしイラク人は不安のために高い代償を払っている。国連高官によると、7
人あたりに1人は自宅を離れることになった。これは1948年にイスラエル国
家が樹立されたさいの戦争以後では、このたびの難民現象は中東で最大規模のも
のである。
暴力のために1日当たり1300人のイラク人が自宅から追い立てられている
。これまでに170万人以上が家を追われたと見られている。
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