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□米メディア:アル・カイダが神奈川で活動? [暗いニュースリンク]
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2007/02/post_7d5b.html#more
02/13/2007
米メディア:アル・カイダが神奈川で活動?
2月12日日午後11時頃に、神奈川県座間市の米陸軍キャンプ座間の近所にある県立座間谷戸山公園で、ゲリラ事件らしき出来事が発生したそうである。
読売新聞の見出しは『米軍キャンプ座間に飛しょう弾?過激派のゲリラ事件か』となっている。以下に記事を引用すると:
12日午後11時ごろ、神奈川県座間市入谷3、県立座間谷戸山公園で、「バーン」と2回、大きな爆発音がしたのを近所の住民が聞き、110番通報した。 座間署で公園内の林を調べたところ、飛しょう弾の発射装置とみられる金属製パイプ(直径6センチ)2本や三脚が見つかった。周囲には下草が燃えたあとがあり、火柱が見えたとの目撃情報もあったという。(以下略) |
朝日新聞の見出しは『ゲリラか、公園で2回の爆発音 神奈川・座間』。同記事によれば、「谷戸山公園では02年11月にも、キャンプ座間を狙ったゲリラ事件が起きている。」ということだ。
なーんだまた過激派の事件か・・・日本人ならおそらくそれくらいの反応だと思うが、これがアメリカではどういう形で報道されているかというと、例えば米ABC放送のニュース速報ブログではこんな見出しになっている:『日本で最初のアルカイダ攻撃事件発生か?』
米ABCの報道によれば、座間市の事件には以下の背景があるという:
日本とパキスタンの諜報関係者によれば、日本国内でアル・カイダは小規模ながらパワフルな基盤を持っているとされ、一部の関係者は、今回の事件が日本国内のアル・カイダによる最初のテロ攻撃の試みであったかどうかを懸念しているという。 パキスタン諜報筋がABCニュースに伝えたところによれば、アル・カイダと活動を共にするパキスタン系組織は、1999年頃から日本国内にネットワークを張り巡らせているとのこと。 パキスタン諜報筋の或る人物の話によると、日本国内のネットワークは、アル・カイダの最高幹部で現在グンタナモ刑務所に収容されているカリド・シェイク・モハンメドから直接指示を受けたものであり、モハンメドは日本国内での作戦行動に「重大な影響力」を持っていると伝えられている。 また、その人物がABCニュースに語ったところでは、90年代に二十人ほどのパキスタン人が日本国内に「潜伏組織」設立のために学生ビザを使って入国しており、それらの者たちはインドネシアのテロ組織ジェマー・イスラミヤと関連があるとのこと。(以上、ABCニュースブログから引用) |
いかがだろう?恐怖を売り物にする米メディアの報道としては、なかなかの出来ではないだろうか。
さて、以前から言われるとおり、現在のアメリカでは、ブッシュ政権に都合の悪い事件が起きたり大統領の支持率低下が報道される度に、なぜか国土安全省が根拠なくテロ警報を発令したり、イギリス国内でアル・カイダが米国本土で次のテロ攻撃を計画している事実が明らかになったりする。
支持率といえば、日本では「安倍内閣の支持率低下が止まらない。とうとう不支持率が支持率を上回った。」(琉球新報2月6日)という政治的状況の中で、首相は「日本版国家安全保障会議(JNSC)創設」にえらくご執心である。どうやら、格差解消、少子化対策、「美しい国」づくりのためには「日本版NSC」を設立して、野党のテロ攻撃から自民党政権の安全を保障する必要があるということらしい。
「日本版NSC」創設には、“日本のコンドリーザ・ライス”小池百合子首相補佐官(国家安全保障問題担当)が精力的に活動しているらしいが(この人は何の楽器が得意なのだろう?)、こうした人達が安全保障の話題で座間市の件のような米メディア報道を引用し始めたら要注意だ。