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バス2台を標的にした爆発事件、多数死傷か レバノン
http://cnn.co.jp/world/CNN200702130014.html
2007.02.13
Web posted at: 20:14 JST
- CNN/AP
ベイルート――レバノンの国営メディアによると、首都ベイルート近郊のキリスト教地区ビクファヤ近くで13日朝、高速道路を走行していたバス2台で爆発があり、死傷者が出た。赤十字関係者によると、3人が死亡、7人が負傷した。9人が死亡、20人が負傷との情報もある。
バスを標的にした攻撃とみられる。実行犯の政治的背景などは不明。
ビクファヤは、昨年11月に起きた反シリア派で、キリスト教の政治勢力指導者のジェマイエル工業相の支持基盤になっている。
レバノンでは14日、2005年2月に発生したハリリ元首相の2周年を記念する大規模集会が予定されていた。元首相は反シリア派で、同事件をきっかけにシリア非難などの広範なデモが発生、レバノン駐留シリア軍の撤退につながっている。
親欧米のシニョーラ政権は、ハリリ元首相の暗殺事件などを裁くために国連が提案する国際法廷設置を承認。これを契機に、ラフード大統領、イスラム教シーア派組織ヒズボラなど親シリア勢力とのせめぎ合いが激化している。