★阿修羅♪ > 戦争88 > 816.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: イラクでのイラン製武器についての報道(BBC,ABC,CBS) 投稿者 妹之山商店街 日時 2007 年 2 月 12 日 23:11:26)
(CNN)
(HILLARY MANN:Washington Inst. for Near East Policy)
「アメリカがイランを挑発するにはそれなりの狙いがある筈。
アメリカは挑発的、偶発的対立を煽り、
紛争が生じることを狙っていると思います。
イランに対して一連の挑発をエスカレートさせ、
いつかイランが報復措置をとること、反撃に出ることを期待しています。
そうすればアメリカがイランに限定的攻撃を加え、
アメリカが重要と考えるイラン国内の標的を破壊する理由ができるからです」
Iran in Iraq
http://edition.cnn.com/video/player/player.html?url=/video/world/2007/02/11/ware.iraq.iran.weapons.cnn
344
Iran Weapons
http://media.pbs.org/ramgen/newshour/expansion/2007/02/12/20070212_iran28.rm?altplay=20070212_iran28.rm
(Flynt Leverett:covered Middle East Terrorism and Political Issues
at the CIA and the National Security council staff)
(CIA、国務省、国家安全保障会議のスタッフ)
「証拠の信憑性は分かりません。
イランから20年間支援を受けてきたイラクのシーア派が
現在のイラク政権の主流となっています。
政治的、軍事的関係があるのは不思議でも何でもありません。
このタイミングは偶然ではないと思います。
米政府は最近イラクにおけるイランの影響力に注目していますが、
それはアメリカのイラク政策が上手くいっていないからです。
アメリカのイラク政策の戦略的、戦術的過ちを認めるよりは、
イラクの治安の悪化をイランの所為にした方が何かと都合が良いのです。
今後、イランに対して武力を行使する決断をした場合に備えて
今から言葉の上でも政治的にも道筋をつけておきたいのでしょう。
イラクにおける米兵の犠牲者の内訳をみてみると、
スンニ派の武装勢力によって死亡している方が
シーア派の武装勢力によって死亡した人よりもはるかに多いのです。
ですから犠牲者の数をもっと詳しく分析する必要があります。
イランがアメリカを苦しめる手段としてイラクを利用しているのです。
しかしイランはイラク国内でアメリカを苦しめることに関しては、
ある程度自制しているようにみえます。
ブッシュ政権は様々な方法を使って、
イランが挑発に乗るような状況を作り出そうとしているように思えます。
アメリカはイランを挑発しているのです。
例えば、イラン人外交官の身柄を拘束したり、
イラク国内でイラン人工作員を殺しても良いという命令を出しています。
こういったことにイランは反発してくるでしょう。
そうなればアメリカには口実ができます」
ブッシュ政権のイラクでのイラン製武器の存在という報道についてですが、
BBC,PBS,そしてあの CNN でさえも、
「ブッシュ政権はイランを挑発している。
イランへの限定的攻撃の口実を手に入れようとしている」と
堂々と放送しています。
BBCは「何故、今なのか」と分析しています。
まあ当然の正しい分析だと思います。
つまり『ミエミエの挑発』ということですね。
そもそも米兵の被害の殆どはスンニ派武装勢力によるものであり、
シーア派武装勢力によるものもあるけれども、
だいたい、発表された『高性能兵器』は、
車輌の<真横>からロケット弾が来るというものです。
武装勢力の報道する IED の映像は、
全て<真下>に埋めている爆薬によるものです。
<真横>からの『高性能兵器』による攻撃もあったのでしょうが、
そんな映像は、私はまだ見たことがありませんし、
その被害は、まだ少数だと思います。
ということで、イラン製兵器の存在という報道は、
・イラク政策破綻の聞き苦しい言い逃れであり、
・イランへの限定的攻撃=空爆の口実を得る為のミエミエの挑発
だと、私は思います。
アメリカのメジャーなメディアで、堂々と
「イラン攻撃の挑発」と報道されていることは、
もちろん、その背後に東部エスタブリッシュメントが存在している訳であり、
東部エスタブリッシュメント総体の意思の表れであると
捉え返しても良いのではないかと思っています。
あの狭いペルシャ湾に二隻目の空母を送ります。
まだ現段階では、軍事的圧力の段階だと思いますが、
本当に『偶発的』衝突も起きかねないと思います。
ブッシュ政権としては、やるとしても限定的空爆であり、
イラクの現状を考えれば、とても地上侵攻などできる
余裕はないとは思えるのですが、
イラクの現状を打開するには、もはや超大型のショック療法しかないと
ブッシュ政権が妄想することも絶対にあり得ないとは言えないかもしれません。
また、限定的空爆とブッシュ政権側は都合よく想定していても、
イランの反撃が、またまたブッシュ政権の想定を超えたものになる
ということも大いにあり得ます。
イランの所有するミサイル類は、かなり高性能なものもあり、
原子力空母が、ペルシャ湾に撃沈されるかもしれません。
、、、というか、原子力空母が爆発したら、どうなるのでしょうか?
原子炉が破壊されれば、ペルシャ湾が核汚染させるということでしょうか?