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From: Aoki Masahiko
Sent: Sunday, February 11, 2007 8:18 AM
Subject: [nmw] 米の姿勢は「非常に危険」:プーチン
<露大統領>米非難 東欧へのミサイル配備やNATO拡大で
2月10日23時27分配信 毎日新聞
【ミュンヘン(独南部)斎藤義彦】ロシアのプーチン大統領は10日、米国の
姿勢を「危険」と非難し、東欧へのミサイル防衛システムの配備や北大西洋条約
機構(NATO)の東方拡大も「相互信頼を損なう」と批判した。これほど強い
米国批判は異例。米欧の防衛担当閣僚の意見交換の場として知られるミュンヘン
安保政策会議に初めて参加し、安保政策について演説後、質問に答えた。
大統領は、米国の姿勢を「すべての面で領土を超えて力を行使している」とし
「これは非常に危険でだれも国際法の下に身を隠せなくなる」と強い調子で非難
した。また「武力の行使を正当化するのはNATOでも欧州連合(EU)でもな
く国連だけだ」と述べ、イラク戦争をはじめとしたこれまでの米国の軍事行動を
批判した。
NATOの東欧への拡大については「我々の国境に軍を突き出している」と語
り、「NATOは軍事・政治ブロックに過ぎず、加盟しても近代化や安全保障が
もたらされない。逆に相互の信頼を損なう」と不満を述べた。また先月、米国が
ミサイル防衛システムの拠点をポーランドとチェコに築く意向を示したことを念
頭に「ミサイル防衛が対ロシアでないという主張には同意できない。ミサイル防
衛は力の均衡を壊し、相手を信頼しづらくなる」と主張。対抗措置として、防衛
網を突破するミサイル開発への意欲を示した。
さらに、今月初めに国連特使から示されたコソボ独立案について「コソボの住
民とセルビア人だけが決められる。片方が幸福でない案は支持できない」と拒否
した。