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ウラン濃縮活動の停止拒否 イラン大統領、強硬姿勢 '07/2/11
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200702110318.html
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【テヘラン11日共同=山岡宗広】イランのアハマディネジャド大統領は十一日、首都テヘランで開かれたイスラム革命記念日の式典で演説し、核開発問題について「わが国は平和目的の核技術を保有した」と宣言、国連安全保障理事会の対イラン制裁決議が求めたウラン濃縮活動停止を「屈辱的だ」として拒否した。また、四月九日までに核関連の「大きな成果」を公表すると予告した。
大統領は「制裁は無力だ。米欧は敗北したことを知るべきだ」と強調。昨年十二月に採択された安保理制裁決議が求める濃縮活動停止に応じない強硬姿勢を鮮明に打ち出したことにより、米欧が追加制裁の検討を本格化させるのは必至だ。
当初予想されていた濃縮活動拡大に関する具体的な言及はなかったが、今月十二日以降に核開発の成果を段階的に明らかにする考えを示した。
大統領は、核拡散防止条約(NPT)体制にとどまり、国際原子力機関(IAEA)との協力を続ける意向も示した。
安保理の制裁決議は昨年十二月二十三日に採択。イランにウラン濃縮などの全面停止を義務付けるとともに、同国への核関連物資の移転禁止などを盛り込んだ。
イランの核兵器開発疑惑は二〇〇二年に発覚。欧州三カ国との合意でいったんは濃縮活動を停止したが、昨年再開した。制裁に対しては、IAEAの査察官三十八人の入国禁止で対抗した。
一方で、イラン国内では、大統領が式典で核技術の獲得を誇示したことにより、国際社会との対決路線にいったん区切りを付け、米欧との妥協に向けて水面下で動きだすとの見方も出ている。