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世界遺産登録の聖地での工事にパレスチナ人が反発、騒乱
http://www.asahi.com/special/MiddleEast/TKY200702100180.html
2007年02月10日12時19分
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録されているエルサレム旧市街で9日、イスラエルが始めた工事をめぐりイスラエル警察とパレスチナ人の若者らが衝突し、双方に多数の負傷者が出た。現場はイスラム教で「ハラム・シャリーフ」(高貴の聖域)、ユダヤ教で「神殿の丘」と呼ばれる両宗教の聖地で、イスラム教の「岩のドーム」がある地区として有名。過去にイスラエルとパレスチナの大規模紛争の原因となる事件が起きている。
警察や目撃者の話によると、現場のアルアクサー・モスクで金曜礼拝が終わった後、約150人の若者らが周辺の警官や、近くにあるユダヤ教の「嘆きの壁」で祈っていたユダヤ人たちに投石した。約200人の警官が催涙弾などで応酬。双方で計数十人が負傷し、17人のパレスチナ人が拘束された。
パレスチナ人らイスラム教徒は、イスラエル考古庁が現場の近くで6日に始めた発掘工事が「聖地の土台を崩そうとしている」と非難。イスラエル側は、ユダヤ人や観光客が「神殿の丘」に入るための通路が約3年前に壊れたため、代わりの橋を建設する前の発掘工事だとし、「聖地にはまったく影響がない」と反論している。
だが、パレスチナ自治政府に続きアラブ諸国も抗議を表明、問題が大きくなっている。「神殿の丘」では00年、当時野党党首だったシャロン前首相が訪問を強行し、自爆テロなどが頻発したパレスチナ人の第2次インティファーダ(民衆抵抗闘争)が起きるきっかけになった。