★阿修羅♪ > 戦争88 > 675.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://0000000000.net/p-navi/info/news/200702092221.htm から転載。
2007.02.09
エルサレム旧市街の発掘にパレスチナから怒りの声 ほか
サウジアラビア政府がハマスとファタハを仲介したことにより、曖昧な内容を残しながらもパレスチナの連立(挙国一致)政権への合意がはかられた。日本政府は 外務報道官談話 として、「挙国一致内閣の樹立について合意したことを、和平プロセス再開に向けた前向きな一歩」だと評価をしている。しかし、これを米国やイスラエルがどう受け取っていくかは不明だ。
内部抗争が激化している間に、パレスチナを揺るがしていたのは、イスラエルによるエルサレム旧市街のアル・アクサーモスク付近の発掘作業だ。
イスラエル政府は、アル・アクサーモスクの丘の一部を掘り返し、木の橋を取り壊し、マグラビ(モロッコ)門の近くで発掘作業を行っているが、その一帯はワクフ(イスラームにおける公共地)であり、ムスリムにとっては神聖な場所が破壊されているのに等しいことから、怒りの抗議行動がパレスチナの各所で起こっている。
イスラームの聖地に手を加えることを留めるように、イスラエルに対して介入してほしいとパレスチナ人権センター(PCHR)は 声明 を発表し、ユネスコもこの事態に対して 深い憂慮を示す と発言を行っている。エルサレムは3つの一神教の聖地であることによって「世界遺産」としての価値を持ち、その3つのバランスはデリケートに保たれていると言っている。
他にもカタール政府、イラン大統領、フランス外務省からも工事の差し止めを求める発言が続き、ムスリム世界にこの発掘への怒りは広がっている。アラブ連盟は緊急会議を日曜に開き、国連参加のアラブ諸国は安保理でこの工事差し止めを議題にあげることを計画している。
イスラエル政府の中からも、ペレツ国防相のように、この 発掘によって広がるイスラエルへの悪影響を懸念する声 が上がっている。
だが、今のところ、掘り返しは続き、アクサーモスクでの金曜礼拝に来た人々に対してイスラエル軍は攻撃を行っているという。
他に関連記事:
Criticism of Israeli Actions in Jerusalem Continues as Israeli Army Attacks Worshippers
Supreme Judge calls for 'day of outrage' at Al-Aqsa excavations throughout Muslim world on Friday
World Bodies Voice Concern over Israeli Actions in Jerusalem
[これもまた挑発の一種なのだろうか?シャロンがアルアクサーモスクを強行訪問して第2次インティファーダの引き金を引いたように、シャロンの部下であるオルメルトは似たようなことを考えているのだろうかと思ってしまう]
パレスチナ関連 その他の気になる記事
以下、書きかけ
Ten injured in the continuous clashes between Israeli army and Palestinian civilians in Hebron ……アクサーモスク付近での発掘に対して8日午後、ヘブロンで抗議行動が起こり、イスラエル軍との衝突になった。軍は催涙弾やラバーコート弾を抗議している人々に発射し、10人ほどが負傷した。なかには警棒で殴られて骨折した高齢の女性もいる。