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イラク戦争の開戦前に、当時のファイス米国防次官(政策担当)が率いる部署が、「情報機関にまかせるべき情報活動に不適切に従事した」と認める機密報告書を、国防総省の監察総監が作成していたことがわかった。情報機関の結論と異なる形で、イラクと国際テロ組織アルカイダの協力関係が存在するかのような情報をファイス氏らが上層部に流したことを批判する内容だという。
上院軍事委員会のレビン委員長(民主党)が声明で報告書の存在を指摘し、9日付で要旨が機密解除されると明らかにした。イラク戦争がらみの情報操作に関する国防総省内部からの自己批判の動きとして注目される。
ファイス氏は新保守主義者(ネオコン)の一員として知られる。
イラク戦争前、中央情報局(CIA)など米政府の情報機関は、大量破壊兵器の所有・開発疑惑やアルカイダとの関係は裏付けを欠くとの見方だった。これに飽き足らないチェイニー副大統領ら政権内強硬派の意向を受け、ファイス氏が次官室内に独自の「情報チーム」をつくり、「クロ」の判定を下す情報操作をしたと批判されてきた。
(2007年02月09日15:54)
http://www.asahi.com/international/update/0209/006.html