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毎日【イラク:米ヘリ連続撃墜 武装勢力の攻撃能力に懸念】
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http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/afterwar/news/20070208k0000e030056000c.html
イラク:米ヘリ連続撃墜 武装勢力の攻撃能力に懸念
【ワシントン和田浩明】イラクで駐留米軍と米民間軍事会社のヘリコプターが7日までの3週間で5機墜落し、武装勢力の対空攻撃能力に対する懸念が米国で広がっている。ヘリは兵員の輸送や地上部隊の護衛、武装勢力の攻撃などに活用され、米軍には必須の装備。制空力が弱まれば、ブッシュ政権が国内世論の反対を押し切り実施した増派による治安維持の実現も脅かされかねない。米軍は慎重に情報の収集、分析を進めているようだ。
駐留米軍の発表や米メディアなどによると、ヘリ墜落の発生は1月20日、23日、28日と2月2日、7日の5回。墜落場所はバグダッド近郊と南部のナジャフ県など。搭乗していた駐留米軍兵士ら30人近くが死亡した。このうち2日までの4件は地上からの攻撃で撃墜された。7日の墜落では7人全員が死亡した。米軍は現時点で「機械トラブル」と見ているが、イスラム教スンニ派組織が撃墜を認める声明を出している。
撃墜された機種は、中型多目的ヘリで運用数も多い「ブラックホーク」の他に、高い戦闘能力を持つ攻撃ヘリ「アパッチ」2機も含まれていた。
イラク駐留米軍のコールドウェル報道官は5日の定例会見で4機が「反イラク勢力の地上からの砲火によるもののようだ」と撃墜を認めた。同報道官は米軍のヘリは以前から武装勢力の攻撃の対象になっていると指摘、米軍側もヘリの運用方法などで予防措置を取り始めたと説明した。
米上院軍事委員会の6日の公聴会では、携帯式地対空ミサイルの脅威を懸念する質問が議員から出た。ペース統合参謀本部議長はヘリ撃墜は「小火器によるものでミサイルではない」と述べたが、武装勢力の対空攻撃能力が向上している可能性を示唆した。
携帯式対空ミサイルは旧ソ連が開発した「SA−7」がフセイン時代に多数存在し、現在でもイランやシリアなど近隣国から密輸されている可能性を指摘する軍事専門家もいる。
毎日新聞 2007年2月8日 11時39分 (最終更新時間 2月8日 12時05分)
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