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党違法資金疑惑でブレア首相窮地 「英国版ウォーターゲート事件」の様相 2007/02/04 07:37
【ロンドン3日高田昌幸】英の与党労働党への資金融資疑惑で、ブレア首相が窮地に立たされている。首相自身が一月下旬、ロンドン警視庁から参考人として二度目の聴取を受け、首相官邸の側近も逮捕された。警視庁は違法融資だけでなく、首相官邸が証拠を隠滅したとされる捜査妨害容疑も重点的に捜査しており、政権中枢による「もみ消し工作」の有無が大きな焦点になってきた。
ブレア首相は二度目の事情聴取後の二日、「任務を遂行する。捜査中に辞めるのは間違いだ」と述べ、野党などの早期辞任要求を突っぱねた。
疑惑は、労働党が巨額融資を受けた見返りに、資金提供者を上院(貴族院)議員に推薦したというもの。
警視庁は昨年三月から捜査を始め、昨年中に三人を逮捕した。さらに今年一月十九日には、首相の上級顧問ルース・ターナー氏を捜査妨害容疑で逮捕。三十日には労働党の資金調達責任者、リービー上院議員を同容疑で再逮捕した。
年明け後に逮捕された二人は、いずれもブレア首相の側近中の側近。資金融資疑惑の証拠となる電子メールや電子書類などを削除した疑いが持たれ、事件の焦点は政権中枢による「犯罪隠し」の有無に移ってきた。
英メディアや野党保守党は、米のニクソン政権が引き起こし、もみ消し工作が大問題となったスキャンダルになぞらえ、「英国版ウォーターゲート事件だ」と、ブレア首相を厳しく批判している。
これまでの逮捕者はいずれも保釈され、起訴された人物はいないが、警視庁はすでに約九十人を聴取。検察当局は、三月までには関係者を起訴するかどうか判断するとみられる。