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□イスラエル人3人をスパイ容疑で手配 エジプト治安当局が摘発 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/article/detail/3013229/
イスラエル人3人をスパイ容疑で手配 エジプト治安当局が摘発
【アルジャジーラ特約３日】エジプト検察当局は３日、イスラエル人３人をスパイ容疑で国際手配するとともに、エジプト人１人を同容疑で逮捕した。４人はイスラエルのために情報を流していたとされる。
検察当局によると、捕まったエジプト人はムハンマド・エッサム・ゴネイム・アッタル容疑者。同容疑者はこのほど、カイロ国際空港で逮捕され、国家治安非常事態裁判所で裁かれる。
また、国際手配を受けた３人のイスラエル人容疑者たちはいずれもイスラエル情報機関のメンバー。
エジプトの通信社報道によると、３人はダニエル・レビ、ケマル・コスバ、ツゥンカイ・ブバイの３容疑者。３容疑者は現在、トルコとカナダにいるとされ、エジプト当局は両国警察当局に、３容疑者逮捕を要請した。
アルジャジーラのカイロ特派員、リナ・ガドバン記者によると、今回のスパイ事件捜査は、エジプト国家治安機関の情報に基き、と２００２年に着手された。
イスラエルの治安部員は、名門アルアズハル大学の学生で当時トルコに住んでいたアッタル容疑者を協力者に仕立て上げたという。
その上でイスラエルの治安部員は、偽名で認可を受けたカナダ居住許可証をアッタル容疑者に与えてカナダに送り、銀行員の職を与え働かせた。
アッタル容疑者はその間、トルコおよびカナダでエジプト人とアラブ人たちの動向、とりわけ銀行口座番号を探り、同治安部員たちに報告していたという。
アッタル容疑者は情報収集とともに、新たな協力者探しも行っていた。
これまでの調べによると、アッタル容疑者はトルコおよびカナダで協力者確保に成功していたという。
検察当局によると、アッタル容疑者には０１年８月から０７年１月１日までの間に５万６０００ドルを支払われていたという。
今回のスパイ事件摘発について、イスラエル外務省の報道官は、｢今回の事態はメディアの報道で知った」と述べるにとどまった。（翻訳・ベリタ通信＝志岐隆司）
2007年02月04日18時55分
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