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http://www.cnn.co.jp/world/CNN200702020041.html から転載。
国連特使が仲介案を提示、コソボ自治州の最終地位交渉
2007.02.02
Web posted at: 20:56 JST
- CNN/AP
セルビア・ベオグラード――コソボ自治州の最終地位交渉で、アハティサーリ国連事務総長特使は2日、セルビアのタディッチ大統領と会談、仲介案を提示した。AP通信によると、「独立」との表現は盛り込まれていないが、国際社会の監督下で事実上の国家樹立につながる内容となっている。
地位交渉は2005年末から始まったが、セルビア、コソボ双方の主張が対立。今回の仲介案提示で新たな局面に入ったが、自治州独立に反対するセルビアが反発するのは確実だ。また、国際社会の監督下とされた条件は、コソボの失望を招きそうだ。
コソボ州の人口は約200万人で、分離独立をあくまで求めるアルバニア系が約9割を占める。仲介案は、独自の憲法、国際協定交渉や国際機関加盟などの交渉の権利を認めている。
特使はコソボも訪問して自治州のチェク首相にも提示する。仲介案には国連安全保障理事会の承認が必要。コソボは1999年以降、国連の暫定統治下にある。
コソボでは1990年代後半、アルバニア系と旧ユーゴスラビア・セルビア人側の衝突が激化し、多数のアルバニア系住民が死亡した。北大西洋条約機構(NATO)が介入して99年に旧ユーゴを空爆。この後、旧ユーゴ軍が自治州から撤退している。セルビアが自治権拡大などを提案してきたが、コソボ側がはねつけている。