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□イラクは「危険な情勢」下と、米情報機関が分析 [CNN]
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200702020037.html
イラクは「危険な情勢」下と、米情報機関が分析
2007.02.02
Web posted at: 20:24 JST
- CNN/REUTERS
ワシントン――イラクに関する米情報機関の情勢分析で、現在の状況を「危険に満ちている」と指摘、イラク人同士の宗派抗争が国際テロ組織アルカイダを上回る脅威になっていると指摘していることが2日分かった。米紙ワシントン・ポストが報じた。イラク内政の安定化を図る米政府の目標に大きな障害を与えているとも述べている。
この報告書は90ページにわたるもので、イラクが「内戦」に突入したのかについては結論を下していない。米政府は、領土奪取の争いがないことなどから内戦状態との言葉をこれまで避けている。
同紙によると、報告書はイラク指導者が武装勢力と対じするため宗派対立を克服し、統治機能を正常化させることの見通しについては明確な自信を示していない。
また、報告書の基調について、反対意見の掲載も目立ち、2002年の同様の報告書とは様変わりになっていると指摘。同年の報告書では、イラクは生物化学兵器を保持していると主張していた。実際は保有していなかったことが判明している。
ネグロポンテ国家情報長官が1日、新たな報告書の内容をブッシュ大統領に説明、議会には2日に提出されるという。ブッシュ政権は、イラクの治安改善を目指し、約2万1500人の増派を今年実施する。