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□オルメルト首相を喚問し事情聴取 イスラエルのレバノン戦争調査委員会 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/article/detail/3009509/
オルメルト首相を喚問し事情聴取 イスラエルのレバノン戦争調査委員会
【アルジャジーラ特約1日】与党カマディをめぐる不祥事が相次いでいる中、オルメルト首相が1日、イスラム系武装組織ヒズボラと昨年戦ったレバノン戦争の調査委員会の喚問を受け、意見を聴取された。
同調査委は昨年9月に設置され、これまでに政府および軍関係者ら約70人を喚問、レバノン戦争の実態などについて事情を聴取、オルメルト首相が最後の喚問者となった。
元判事のエリヤフ・ウィノグラド氏をトップとする同調査委は、オルメルト首相からの聴取を最後に調査活動を終了、数週間以内に結論を発表する予定。
34日間に及んだレバノン戦争では、イスラエル軍はヒズボラに拉致されたとみられるイスラエル兵2人の奪還に失敗したほか、ヒズボラによるイスラエルへのロケット攻撃を阻止できなかったため、国民の間からその責任を追及する声が高まっている。
アルジャジーラのエルサレム特派員、ジャッキー・ローランド記者によると、オルメルト首相がこの日の喚問で、重要問題に関し自らの主張を展開したのは確実だという。
ローランド記者は、「”開戦”を決断したことについて、首相が同決断を正当化したのは間違いない。その理由として、イスラエル兵士2人が国境侵犯した武装組織に拉致された状況で、その奪還に向けて断固とした姿勢を示す必要があったと主張したとみられる」と伝えた。
同記者は続けて、「オルメルト首相は”開戦”の決断は全閣僚たちの同意を得ていたとも強調、その上で戦争はおおむね成功だったと主張したと思われる」と報じた。
さらに同記者は、「オルメルト首相がこの日の喚問で最も強調したいのは、イスラエルが同戦争に勝利し、@ヒズボラを北部国境地帯から後退させたAレバノン南部にレバノン軍と国連軍を展開させた―など所期の目的を達成できたという点だ」とも伝えた。
同調査委は国家レベルの委員会ではなく、政府設置のため強制力はない。しかし、数週間後に出る予定の結論でレンバノン戦争を失敗としその責任がオルメルト首相にあると判断されれば、同政権への打撃は大きい。
オルメルト首相への支持率は下降を続け、自身および側近らの疑惑が浮上してからは同率が1ケタ台にまで落ち込むなど、同首相は厳しい状況に追い込まれている。(翻訳・ベリタ通信=志岐隆司)
2007年02月02日01時11分