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□米副大統領の元報道官、CIA工作員漏えい裁判で情報操作の実態を証言 [ライブドア・ニュース]
http://news.livedoor.com/article/detail/3002306/
米副大統領の元報道官、CIA工作員漏えい裁判で情報操作の実態を証言
【ライブドア・ニュース 2007年01月29日】− AP通信によると、ディック・チェイニー米副大統領の元報道官、キャシー・マーチン氏は先週、首都ワシントンの連邦地裁で、CIA(米中央情報局)秘密工作員の身元漏えいをめぐるマスコミ対策の実態について証言したが、それによると、情報を意図的に流すリークや特定の記者だけに伝える特ダネ、情報提供元の公開・匿名などといった手法を使い分け、広報効果を最大限にするため、情報を提供する媒体の種類や時期なども選んでいたことが明らかになった。さらに、ジャーナリストについては、敵か味方かで扱いを分けていたようだ。
CIA秘密工作員の身元を暴露されたバレリー・プレイム氏の夫、ジョセフ・ウィルソン元駐ガボン大使が、イラクのニジェールからのウラン購入疑惑について、イラクの脅威を誇張するため、情報がわい曲された可能性が高いとする趣旨のコラムをニューヨーク・タイムズに発表したのは2003年7月6日。これを受けてその翌週には、チェイニー副大統領とルイス・リビー副大統領首席補佐官(当時)、マーチン氏の3人は、副大統領が面識のないウィルソン氏には、ニジェールでウラン購入計画の情報収集の指示をしておらず、調査結果についても新聞記事で初めて知ったという筋書きでマスコミ対応を開始したという。
マーチン氏は証言の中で、マスコミ対策の検討対象になった記者やニューヨーク・タイムズ紙のデビッド・サンガー記者、ワシントン・ポスト紙のウォルター・ピンカス記者、さらに、タイム誌やニューズウィーク誌にも言及。チェイニー副大統領は直接、タイム誌のマット・クーパー記者に電話で、情報提供する一方で、“公平”の観点から、ニューズウィーク誌にも連絡しようとしたが、仲介を務めるはずだった副大統領の担当スタッフが不在だったため、接触できなかったという。ただ、クーパー記者の記事には盛り込まれなかった内容もあったため、マーチン氏は不満を感じたという。さらに、その翌週には、同副大統領は保守派のコラムニストを昼食に招き、懇談した。【了】
関連記事:チェイニー米副大統領、「リビー氏は誠実」と擁護=CIA身元漏洩裁判で(1月15日)
http://news.livedoor.com/article/detail/2978824/
ライブドア・ニュース 戸塚雅美記者/em
(参照:http://blog.livedoor.jp/emasutani/)
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2007年01月29日16時47分