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戦争犯罪の更なる欺瞞
ポール・クレイグ・ロバーツ
(ロバーツはレーガン政権時の財務長官補佐官で、多数の著書がある)
ブッシュのスピーチの重要な点は、イスラエルを支えるためにイランを攻撃し、より大掛かりな戦争を開始できるように、議会に対し、もう一度だまされてくれと懇願した点にある。
軍隊の増派はもう一つの欺瞞である。増派の目的はイラクから撤退せよという議会や世論の声を跳ね返すことにある。いったん撤退が始まれば、ネオコンの中東への野望は達成できずに終わってしまう。エスカレートさせたり議論を起したりして撤退を遅らせることにより、ブッシュとイスラエルにとってイラン攻撃の体制作りの時間が稼げるというわけだ。
ブッシュのイラク戦争に反対している人々は、ブッシュは善人でアメリカを防衛しようとしているのだが、その方法が悪く、失敗から学んでいないと考えている。彼らは何ら分かっていないのだ。ブッシュ政権を導いているのが悪魔的な行動予定表であるということが。
ネオコンの“対テロ戦争”なるものの主要目的は、イスラエルによるパレスチナとゴラン高原の収奪に対するイスラム教徒の効果的な反撃を消し去ることにある。
http://www.vdare.com/asp/printPage.asp?url=http://www.vdare.com/roberts/070124_war.htm