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□エチオピア軍駐屯地を砲撃 ソマリアの首都近郊で [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/article/detail/3000252/
エチオピア軍駐屯地を砲撃 ソマリアの首都近郊で
【アルジャジーラ特約27日】ソマリアの首都モガディシオの近郊で26日夜、同地にある駐留エチオピア軍の駐屯基地が迫撃砲で攻撃を受けた。
ソマリア暫定政府軍筋によると、砲撃を受けたのはモガディシオの北方、ダルモレイ地区にあるエチオピア軍基地で、迫撃砲弾が4発撃ち込まれた。死傷者は出なかったもよう。
エチオピア軍は同暫定政府軍を支援して先月、イスラム法廷会議軍に猛攻を仕掛け、首都モガディシオを奪還し、同法廷会議軍を撃退した。
また、暫定政府のアブディラフマン・ディナリ報道官によると、モガディシオ国際空港が迫撃砲で砲撃された事件に関し、暫定政府警察当局が男1人を拘束、同砲撃との関連を調べている。
一連の迫撃砲攻撃について、犯罪グループや対抗する民族組織の仕業との見方もあるが、暫定政府側はイスラム法廷会議軍の残留勢力が仕掛けたとみている。
同報道官は、イスラム法廷会議の幹部を含む23人の身柄がケニヤ当局から引き渡されたと明らかにした。23人は両国国境を超えようとして、ケニヤ当局に拘束されていた。
ソマリアに駐留していたエチオピア軍は今月23日、モガディシオからの撤退を開始した。これに対し、暫定政府軍を支援していたエチオピア軍の撤退で、暫定政府軍が弱体化し、1991年に起きたような部族抗争などが激化すると懸念する声も強い。
このため、暫定政府側は国連に対し、国際平和維持軍のソマリア派遣を既に強く要請している。また、エチオピア軍撤退後は、約8000人規模のアフリカ連合(AU)の平和維持軍が治安維持を担当することになる。
AU軍参加を表明しているのはウガンダ、マラウィ、ナイジェリアの3カ国で、南アフリカとルワンダは不参加を決めている。モザンビークなど数カ国が現在、参加を検討中という。
一方、米国のマイケル・ランネバーガー駐ケニヤ大使は26日、アルジャジーラの取材に対し、イスラム法廷会議のメンバーの中にはソマリアの再建に向けて、一定の役割を果たせる者たちもいるとの見方を明らかにした。
その上で、ランネバーガー大使は、イスラム法廷会議の行政部門のトップ、シェイク・シャリフ・シェイク・アフメド首相と面会したと述べるとともに、同首相がソマリア再建に役割を果たすことができる1人だと強調した。
同大使はさらに、「同法廷会議がどんな役割を果たそうとするのか、その反応を待っている。しかし、同法廷会議そのものがではなく、役割を果たせるのはアフメド首相のような個人だ」との考えを示した。(翻訳・ベリタ通信=志岐隆司)
2007年01月28日02時33分