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(回答先: 親・反シリア派の衝突で死者、外出禁止令 ベイルート[CNN] 投稿者 BIBLE 日時 2007 年 1 月 26 日 19:22:15)
□ベイルートに夜間外出禁止令 学生の衝突が市内に拡大 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/article/detail/2998417/
ベイルートに夜間外出禁止令 学生の衝突が市内に拡大
【アルジャジーラ特約25日】政府側、反政府側の学生グループが25日、首都ベイルート南部のアル=アラビーヤ大学で激しく衝突、学生4人が死亡、少なくとも35人が負傷した後、ベイルート国軍は同日午後8時30分以降、26日夜明けまでベイルートに外出禁止令を発令した。
学生たちは互いに棍棒を振るい、投石し合った。アルジャジーラのマイク・ハンナ記者によると、衝突は「口論に始まり、次いで肉体のぶつかり合い」となった。同記者は「それは非常に激しいもので、大学構内での衝突はこの国の政治的分裂の大きな現れとして非常に深刻だ」と報じた。
戦闘は大学のメインキャンパスで始まり、次第に街頭に拡大、一部の学生は交通を遮断するためタイヤや乗用車に火を放った。建設工事用のヘルメットをかぶった数十人の男たちが即製の武器を手にして、大学に集合して警官とわたり合った。武器はイスの足やパイプ、園芸用具、棒切れ、チェーンなどだった。
軍部隊は空中に威嚇発射し、群衆を散らそうとし、大学周辺を封鎖した。軍用トラックが暴力事件に巻き込まれて右往左往する民間人を道路から排除するために使われた。一部の学生は、衝突の最中、周辺の屋上から狙撃手が発砲したと主張した。
「未来運動(フューチャー・ムーヴメント)所属の人々は、反シリアの国会内多数派指導者、サード・アル=ハリリ議員に率いられ、反政府のシーア派、ヒズボラグループと張り合って、一連の衝突に加わったといわれる。両陣営のテレビ局は互いに暴力行為で非難し合った。
シニオラ首相はレバノン国民に対し、「緊張とエスカレーションを避けよ」と訴え、「何人も理性の声に従ってほしい」と述べた。
ヒズボラも、自派支持者に対して大学周辺の地区から離れて、外出禁止令を尊重するよう呼び掛ける声明を発した。同声明は「われわれはファトワ(イスラムの教示)を用いている・・・国家と市民の平安のために・・・誰もが街頭を離れ、平静を保ち、状況をレバノン国軍と治安部隊に委ねなければならない」と述べた。
アマル党首のナビ・ベリ国会議長は幾つかのテレビ放送に登場して、「今、誰もがなすべきは戦闘を止めることです」と語り掛け、「私はもう一度、皆さんに呼び掛けたい。すべてのエネルギーを和解に向けること・・・国民的団結に向けることを」と述べた。
アル=ハリリ議員は支持者に対して、「平静を保ち、挑発に乗らないように」と促した。
この衝突は今週、反政府勢力がゼネストを実施し、これに続く衝突で6人が死亡、数十人が負傷した後、全国に広がった不穏な情勢に続いて起きた。反政府側は政府内部での拒否権を獲得し、早期選挙でシニオラ政権を打倒しようとしている。
シニオラ首相とハリリ議員はこの要求を拒否した。
首都の衝突とは別に、レバノン南部のエイン・アル=ヘルワ基地近くのアル=ターミル町では「ジュンド・アル=シャム」と名乗るグループに所属する戦闘集団と国軍部隊との間に衝突が起き、兵士1人を含む3人が負傷した。
アルジャジーラ記者の報道によると、武装集団が国軍部隊の同地区への配備を妨害した後、衝突が発生した。兵士たちは、戦闘集団が投石した後、発砲し、目撃者たちによると3人が負傷したという。
国内の衝突の間、シニオラ首相はパリでの援助国会議で総額70億ドル以上の支援の約束を取り付けた。これはイスラエルとヒズボラの間で昨年夏、起きた戦役の後のレバノン復興のための支援である。(翻訳・ベリタ通信=日比野 孟)
2007年01月26日15時44分