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□【産経抄】 2007/01/26
http://www.sankei.co.jp/ronsetsu/sankeisho/070126/sks070126000.htm
【産経抄】
これは閣内不一致だとそしられても仕方がない発言だろう。久間章生防衛相は日本記者クラブでの会見で、ブッシュ米大統領がイラクの大量破壊兵器開発などを理由に戦争に踏み切ったことについて「判断が間違っていた」と言い切った。
▼確かに当時からイラクの核兵器開発には疑問符がつけられており、一政治家としての発言としてはとがめる筋合いのものではない。米国内でもイラクへの2万人米軍増派をめぐって、上院外交委員会が反対決議を採択したほど大統領の威信と人気は地に落ちている。
▼だが、防衛相は一政治家ではない。米国のイラク戦争を支持している安倍内閣の一員であるばかりでなく、日本の安全保障に責任を持つポストだ。その重責を担う人物が同盟国のトップをけなした影響は決して小さくない。
▼相手が苦しいときに励まし、的確なアドバイスをしてこそ真の友人であることは、義侠(ぎきょう)心に厚いといわれる久間氏ならおわかりのはずだ。米国の核の傘は必要なく、日本も独自に核兵器を持ちます、というなら話は別だが、そんな度胸がないなら同盟を傷つける発言は百害あって一利なしだ。
▼部下の失態は上司の責任でもある。安倍晋三首相は就任直後、中国、韓国を訪問して関係を改善し、正月は欧州を歴訪して一定の成果を得たが、肝心の日米関係はどうか。北朝鮮の核問題をめぐっても米国は日本の頭越しに北朝鮮と話を進めようとしているようにみえる。
▼首相周辺は5月の連休に訪米しようと検討しているようだが、そんな悠長なことをやっている場合ではない。拉致問題解決のためにも次回6カ国協議までに、日米の首脳が直接会って一致団結している姿をみせるのが肝要だ。バスが発車してからでは遅い。
(2007/01/26 05:29)
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イラク戦争 久間防衛相「米大統領の判断は間違い」(1月25日8時1分配信 産経新聞)
http://www.asyura2.com/07/war88/msg/142.html
投稿者 まさちゃん 日時 2007 年 1 月 25 日 11:20:40: Sn9PPGX/.xYlo