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□イラク国民はブッシュ一般演説に無関心 日常生活の中の武力衝突で精一杯 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/article/detail/2997023/
イラク国民はブッシュ一般演説に無関心 日常生活の中の武力衝突で精一杯
【アルジャジーラ特約24日】ブッシュ米大統領の一般教書はバグダッドの一般市民の関心をほとんど引かなかったように見受けられた。
アルジャジーラのアブデル・ハミド・バグダッド特派員によると、ブッシュ演説にイラク国民が大した興味を示さなかったのには多くの理由がある。
同特派員は次のように報じた。
「イラクの人々は私のこのように話しました。『彼の約束なんて全く信じられないね。われわれに辛抱せよと言うけど、あいつは爆弾の下で生活しているわけではないんだ』と」「今朝、イラク人が耳にしたのは爆発音なのです。迫撃砲がさく裂し、ここからわずか数百メートル離れたところで激しい銃撃戦が演じられています」。
「これこそイラク人が耳にしたことなのです」
今、起きたばかりなのは、一方に米軍とイラク軍、他方に武装集団の新しい衝突であり、現場は要塞化した警備地域、グリーンゾーンの北方にあるスンニ派の拠点である。
文化省のジャバル・アル=マッシュハダーニ報道官は米AP通信に対し、24日午前9時、米、イラク合同部隊がハイファ通りの端に位置する建物に乱入、すべての職員を帰宅するように追い立て、屋上には狙撃手を配置したと語った。当局者らによると、24日のこの戦闘で少なくとも1人の民間人が殺された。
医療関係者や警察によると、23日から小規模に始まったこの武力衝突で7人の負傷者が出た。イラク軍当局者によると、この地域の中学校のそばで、自動火器と爆発物を持った6人の戦闘要員を含む9人が嫌疑を受けて逮捕された。
ブッシュ米大統領は、首都内外で起きている宗派集団の暴力行為と戦う、言うところの「包囲」のために米兵2万1500人を増派しようとしている。同大統領はまた、イランから支援されている「シーア派過激主義者」の影響力が増大していると警告した。
テヘラン大学の政治学者、モハンメド・マランディ氏はアルジャジーラに対し、ブッシュは米国が中東地域で自分で起こした問題でイランを非難しているとして、「ブッシュ政権は今や中東地域ばかりか自国民も脅しにかけなければならない。一般教書演説には何の新味もないし、イラン人はこのことを予測していたと思う」と語った。
同氏はさらに、イランが核兵器を開発しようとしているというブッシュ大統領の主張を否定し、「核兵器に関する非難はばかげているし、国際原子力機関(IAEA)はイランで核兵器に関する証拠など見つけたことはない」と述べた。同氏は、もし米国にイランとの二者協議の用意があるなら、核問題は解決できるとして、「もし米国がアプローチの仕方を変えれば、この問題を解決できる」と話した。
しかし、一部の専門家は、大統領がイランのイラク問題介入について批判したことに前向きの兆候があるとしている。クウェートの前国会議員で政治研究者のアブドゥラー・アル=ヌフェイシ氏はアルジャジーラに対して、ブッシュ演説のこの部分に力づけられたとして、「ブッシュはイラクの宗派間抗争にイランが関わっていると指摘しているが、この点ではわれわれはブッシュ大統領と一緒にやれる」と話した。
ダニエル・アヤロン元駐米イスラエル大使はアルジャジーラに対して、国際的な圧力がイランにかけられるのを歓迎した。同氏は、ブッシュ大統領がパレスチナ人との紛争解決を演説の中で優先事項としなかったことについての懸念を打ち消し、「米国はこの問題にこれ以上、関与してやれることはない」と話した。(翻訳・ベリタ通信=日比野 孟)
2007年01月25日21時55分
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http://www.asyura2.com/07/war88/msg/138.html
投稿者 white 日時 2007 年 1 月 25 日 00:25:13: QYBiAyr6jr5Ac