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新型戦闘機、「中国すでに65機配備」―台湾国防部分析、性能、F16に匹敵。2007/01/24, 日本経済新聞 朝刊, 6ページ, 有, 555文字
【台北=山田周平】台湾の国防部(国防省)は二十三日、中国が自主開発した最新型戦闘機「殲(ジェン)10」=写真は新華社・共同=をすでに六十五機配備しているとの情報を公表した。性能は台湾が持つ米国製戦闘機「F16A/B」に並ぶとしており、台湾全域のほか日本の一部を作戦範囲に収めているもようだ。中国が台湾対岸に配備したミサイルは九百八十基以上まで増えたとしている。
六十五機の殲10は五カ所の基地に配備され、このうち浙江省の基地の十六機は日本の九州全域と中四国の一部を作戦範囲とするもよう。生産機数は合計で百二十機前後と予想した。性能は「F16A/Bと同等だが、改良型であるF16C/Dには劣る」と評価した。
殲10は中国の航空機メーカーが五日、開発に成功したと発表していたが、配備状況や性能はベールに包まれていた。
台湾対岸に配備した「東風11型」など短距離弾道ミサイルは八百八十基以上、二〇〇六年に配備を始めた「東海10号」などの巡航ミサイルも百基以上に達したと指摘。年間七十五―百基のペースで増え続けるとみている。
台湾海峡の総合的な軍事力は現時点では台湾一に対し、中国一・四三と分析。しかし、台湾が防衛力増強を怠れば、三五年には中国が自信を持って台湾攻略できる一対二・八まで軍事バランスが傾くと予想した。