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Iyad Allawi
http://news.bbc.co.uk/2/hi/programmes/hardtalk/6290173.stm
http://www.bbc.co.uk/newsa/n5ctrl/progs/07/hardtalk/allawi_22jan.ram
<米軍増派によって状況は好転するでしょうか>
「うまくいくかもしれませんが、その他の解決策との組み合わせが必要です。
イラクの問題というのは、増派によって解決するものではありません。
持続的な、政治的な解決策が必要です。
国民の和解、政府機関を国家に忠誠を誓わせる。
宗派によらない政策が必要です。
イラク統一同盟に猶予を与えるべきだとは思っています。
民兵の解体、政治機関の再確立、宗派主義によらない機関の設立が必要です。
これが最後の賭けになりますが、
今回の試みの基礎には政治的な解決策も必要だと思います。
単に増派を行うだけではないと思います。
政府は今、宗派主義に偏っていると思います。
宗派主義は過激主義に繋がります。
過激主義というのは、形を変えたテロです。
今のイラクの状況は宗派主義の拡大です」
<イラクに必要なのは、民主的選挙出された指導者ではなく、
強力な指導者が必要だということで、貴方の名前も挙がっていますが>
「強い政府が必要ですね」
<そうではなく、個人的に強い指導者が必要ではないですか>
「強い指導者が必要でしょうが、宗派に関係ない指導者が必要でしょう。
国に忠誠を尽くすような機関を作れるような人が必要でしょう。
しかしイラクの問題は誰が指導者になるかということではなくて、
きちんとした政治的解決を模索するということです」
<戒厳令の導入が必要だ、実務家が必要だと言われていますね>
「これは議会のコンセンサスが得られるかどうか、
政治勢力のコンセンサスが得られるかどうかということです」
<貴方はブッシュ政権に書簡を出しましたね>
「基本的には戒厳令の導入です。
治安権限を宗派勢力から取り除く、
イラク安定の為の国際会議を行う。
国民の和解を進める」
<反応は>
「全くないですね」
<治安機関に民兵が浸透していますね>
「多国籍軍との合同作戦であれば、可能だと思います」
<増派部隊は新作戦で27の基地で地元密着の作戦を行う。
これまでとは違うと、うまくいくでしょうか>
「うまくいかないでしょうね。
撤退した後が分からないからです」
「それぞれの反政府組織とは対応していかなければなりません」
<サドル師にはどういった政治的対応をしますか>
「まず武装解除の為の条件は何なのか、
武装解除が行われた暁には友好化を図っていくということです」
<しかしサドル師の言い分は、通常の市民の為の安全確保がないからだと>
「彼の部隊では駄目です。
イラク政府が治安を維持していかなければなりません。
法が一個人の下に委ねられるということは決してないと、
決してあってはならないと私は考えます」
<しかし時期がもう遅すぎるのではありませんか。
宗派間抗争を取り除くにはどうしたらよいのでしょうか>
「軍事力を行使する場合には、宗派に依存しない部隊が必要です。
イラク軍、警察職員の採用に関しても
プロセスを変えていかなければなりません。
あくまでもイラクという国に忠誠な人達を集めなければなりません」
「バース党員追放解除は、スローガン、口ばっかりにすぎません」