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□パキスタン閣僚、アルカイダ潜伏報道を否定 [CNN]
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200702200016.html
パキスタン閣僚、アルカイダ潜伏報道を否定
2007.02.20
Web posted at: 16:09 JST
- CNN
イスラマバード(CNN) パキスタンのドゥラニ情報メディア相は19日、アルカイダがアフガニスタン国境に近い北ワジリスタン地域で活動し、攻勢を強めているとの報道を否定した。
報道はまず米紙ニューヨーク・タイムズに掲載された。19日発売の米誌タイムが複数の米当局者の発言として伝えたところによると、アルカイダのオサマ・ビンラディン容疑者とナンバー2のザワヒリ容疑者が、部族勢力の拠点である北ワジリスタンの山地に作戦本部を構築している証拠が多数存在する。米国はこの地域で複数のアルカイダ拠点を発見しており、うち1カ所ではアフガン国外の標的攻撃に向けた訓練が行われている可能性もあるという。
ドゥラニ同相はCNNに対し、「現地には80万人規模の部隊が展開しており、一帯を掌握している。タリバンやアルカイダの活動が報告された場合は、常に全力で拠点を壊滅する。われわれ自身がこうしたテロ活動の被害を受けているため、(武装勢力の)勢力拡大は容認できない」と述べた。
また、パキスタンのドゥラニ駐米大使は報道内容を全面否定し、「アルカイダの分子は(パキスタン国内に)いるかも知れないが、伝えられているような勢力にはなっていない」とコメントした。同大使はまた、パキスタン軍が親アルカイダだとする報道内容が「完全に事実無根」であると述べ、ビンラディン容疑者らがパキスタン国内に潜伏していることも全面否定した。
テロ分析専門家ピーター・バーゲン氏がCNNに語ったところによると、米軍は、アルカイダがパキスタン国外で活動しており、新たな訓練キャンプも国外に開設したとの見解にある。各キャンプの人数は10─20人で、アルカイダやタリバンの戦闘員が、アフガニスタン国内の攻撃を想定した訓練を受けているとみられている。