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読売【イラク治安部隊に「婦女暴行」疑惑、首相が調査命じる】
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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070220i203.htm
イラク治安部隊に「婦女暴行」疑惑、首相が調査命じる
【カイロ=柳沢亨之】中東の衛星テレビ、アル・ジャジーラは19日夜、イラクの首都バグダッドで18日に同国治安部隊から性的暴行を受けたと主張するイスラム教スンニ派女性とのインタビューを放映した。
真相は不明だが、スンニ派は猛反発、シーア派のマリキ首相は調査を命じた。宗派抗争の新たな火種に発展する可能性もあり、米軍がイラク治安部隊と共同で進めている首都の治安作戦への影響も懸念されている。
女性は首都西部スンニ派地区在住の既婚者(20)。「サブリン・ジャナビ」という実名で4分間にわたってインタビューに応じた。女性によれば、自宅を家宅捜索した治安部隊に誘拐され、目隠しをされたまま3人に相次いで暴行された。女性は、うち1人の実名を名指し、「『口外したら殺すぞ』と脅された」などと語った。
「婦女暴行」疑惑は、19日付の独立系地元有力紙も報じた。スンニ派のワクフ(宗教施設管理委員会)は同日の声明で、「残忍な犯罪」と非難し、同派法学者団体の「イスラム聖職者協会」も「屈辱的」と反発。一方、AP通信によると、シーア派主導の内務省高官は暴行の事実は「あり得ない」と語った。
(2007年2月20日11時11分読売新聞)
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