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□「JIに洗脳された」と インドネシア・テロ容疑者の素顔 [CNN]
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200702190027.html
「JIに洗脳された」と インドネシア・テロ容疑者の素顔
2007.02.19
Web posted at: 19:57 JST
- AP
ジャカルタ(AP) 若いころは、ロックバンドで酒浸りの日々を過ごした。手首には落書きのようなミッキーマウスの入れ墨。イスラム教を本気で信じたことはなく、聖典コーランの文句もなかなか思い出せない。――インドネシアの最重要指名手配者として、今月逮捕されたバスリ容疑者(30)らの素顔が、AP通信とのインタビューで明らかになった。
バスリ容疑者は、国際テロ組織アルカイダとの関連が指摘されるイスラム過激派のアジア地下組織、ジェマア・イスラミヤ(JI)のメンバーとして、05年にスラウェシ島でキリスト教徒の少女3人が登校中に襲われ、殺害された事件などにかかわった疑い。警察によると、同事件の実行犯として、少女1人の頭部を切断したことなどを認めている。
インドネシア警察は今月、JIの本拠地となっているスラウェシ島で大規模な捜索を実施し、JI幹部やメンバー14人を殺害するとともに、バスリ容疑者らを逮捕。インタビューは警察側が、ほかのメンバーらに投降を促すことなどを狙いに計画した。
インタビューを受けた5人は、「われわれは無知だった」「JIに洗脳されていた」などと、口々に語った。バスラ容疑者によると「鼻輪を付けられた水牛のように、引っ張られれば従うしかなかった」という。同容疑者はまた、事件の詳細をあらためて振り返りながら「聖職者から、(犯行は)礼拝の一種だと教えられた。キリスト教徒はイスラム教徒との戦いで少女の首を切ったので、今度は仕返しをする番だと言われた」と述べた。「心から後悔している」と反省の言葉を口にするが、その口調に深刻さはみられない。一方、キリスト教徒が集まる市場に爆弾を仕掛け、20人を殺害したとされる別の容疑者は、「爆弾にあんな威力があるとは思わなかった。翌日、私は泣いた」と話した。
スラウェシ島では01年、イスラム教徒とキリスト教徒の抗争で1000人の死者が出た。この時、アルカイダのメンバーが島に入ってイスラム教徒側に武器などを供給し、テロリスト養成訓練を始めたとされる。バスリ容疑者も抗争で親族らを亡くし、復しゅう心から「聖戦」へ向けた訓練に加わるようになったという。
同島でかつてJI指導者の座にあったという情報提供者は、バスリ容疑者らのようなメンバーについてこう話す。「かれらは祈りも断食もしない。非行グループが『君たちのやっていることはアラーの神によって許され、認められる』と、甘い言葉で誘い込まれたただけなのだ」