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1979年12月のアフガン侵攻。ソ連邦崩壊の引き金となっただけでなく、現在の世界規模で続く対テロ戦争の発火点でもあった。なぜアフガン侵攻は決定され、なぜ、戦火は長引いたのか。
今回、ロシア連邦アーカイブから旧ソビエトの意思決定を物語る新資料が公開された。それによると、クレムリンは当初侵攻に懐疑的であったが、アメリカの影に疑念を強め、介入を決断した。しかし、1か月で撤退する予定だった計画は、アメリカのゲリラ支援により大きく変更を余儀なくされる。10年に渉る戦闘は泥沼に陥り、100万人を超える犠牲を招いた。撤退を求める声が何度もあがりながら、クレムリンは決断を先延ばしにし続けた。
アフガン戦争。そこには大国の小国への介入が当事者の予想をはるかに超えて発展し、それに翻弄されていく大国の姿が凝縮されている。初公開の資料とロシア、アメリカ、アフガニスタンの関係者の新証言でその実態にせまる。