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(回答先: 劣化ウランがイタリア部隊を殺している(『BBC』英文URL) 投稿者 さすれば 日時 2007 年 1 月 11 日 08:13:23)
【劣化ウラン】イタリア兵28人死亡(コリエレ紙06年4月)
国防省報告書:バルカン従軍兵158人にガン
ローマ発 −ボスニア、コソボでイタリア兵28人が死亡した。
戦死ではなく、旧ユーゴ領域での任務中に罹った不治の病に
よって。このデータは、国防省が国会に提出した軍人の詳しい
状態を調べた年次報告書に拠るもの。 ジョヴァンニ・
スパドリーニ国防相時代に初めて制定されたある’リスト’の
最終版は、昨年12月末。それによると、悪性腫瘍を持つ兵士の
数が158人に増加し(04年末は99人だった)、28人が死亡。
診断書によると最も多いのが甲状腺ガン(24人)、ついで
前立腺ガン(21人)、ホジキン病(20人)。
”バルカン症候群”と呼ばれる不治の病の原因は、悪名高い
劣化ウランが関係しているとの疑いがもたれているが、
コソボ戦争で使われた砲弾に含まれるこの金属に全面的に
責を負わせる科学的根拠は、いまのところ出ていない。
ペンタゴンは1万1千発の使用を認めている。
マンデッリ教授率いる委員会は、死亡者数が国内平均に
留まると結論づけたが、不治の病にかかった兵士のリストと
ここ5,6年の死亡者数は懸念すべき域に拡大した。国防相
委員会のファルコ・アッカーメ委員長によると、”劣化
ウランを確実な死因とするのは不可能ながら、その反対
であるとも言えない。つまり多くの若者たちの悲劇的な
最期に全く関係のない’シロ’だとも言えない”。
専門家によると”バルカン症候群”は作戦行動を行う地の
環境や海外派遣でのストレスなど複数の要因が重なった結果と
考えられており、ペンタゴンはいわゆる戦闘ストレス、
心理的ストレスが重病の原因となりうることを最近認めた。
ストレスであれ劣化ウランであれ、ボスニア・コソボ従軍
兵士に限定せず、アルバニアや91年の第一次湾岸戦争にも
さかのぼるべきであるとアッカーメ教授は主張する。
”クウェートに派遣された兵士、93年にソマリアに派遣された
の死因にもみられるからだ。両ミッションとも劣化ウランに
接触する可能性があった”。
死亡した海外派遣兵に懸念すべき兆候をみた国防相は、
2000年に調査委員会を設立。これまでにボスニア・コソボを
行き来した兵士65,701人の健康調査を行った。
06年4月5日 記事全訳出終了
http://www.corriere.it/Primo_Piano/Cronache/2006/04_Aprile/05/nese.shtml