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□米軍増派は同じ失敗の繰り返し [イラク情勢ニュース]
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/uruknewsjapan2006/view/20070109/1168348384
2007年1月9日(火)
米軍増派は同じ失敗の繰り返し 2007/01/09
ブッシュ大統領が10日夜か11日に発表することになった新イラク政策の概要が漏れてくるにつれて、米軍も含めて米国政府の内と外で大統領の構想に対する懐疑の声も広がっている。
報道によると、大統領は与党共和党の上院議員30人をホワイトハウスに招いて2万人の増派など構想の核心部分を伝え、テレビ局にも演説を全国放送するよう申し入れるなど、新イラク政策に国民の支持をとりつけるキャンペーンを準備している。Bush Works To Rally Support for Iraq 'Surge'
他方、中間選挙で多数党になった民主党は、ペロシ下院議長をはじめ既に有力議員がブッシュ大統領が提案するであろう米軍増派構想に反対することを宣言し、これまでみたいに「白紙の小切手」を渡すことはないと意気込んでいる。特に下院民主党のなかでは、ホワイトハウスが準備していることは同じことの繰り返しだという疑念が広がっている。
国務省と国防総省の高官たちはブッシュの兵力増派構想に疑問を隠さない者も多く、ワシントン・ポストの報道によると、政府高官のなかには議員たちに詳細を聞くまで早まって構想を支持しないようにと助言する者が少なくないという。
米軍の高官と司令官たちは、5個旅団(2万人)もの増派は既に破綻寸前にある米軍地上兵力には重すぎる負担だと心配を隠さない。それどころか、かえって裏目に出かねないと疑問を表明する者もいる。 Critics Say 'Surge' Is More of The Same
新イラク政策には兵力増強だけでなく経済援助と政治課題の明確化も含まれるようだと伝えられているが、この点についても、マリキ首相がバグダッドの治安構想を発表したにもかかわらず、米国務省と国防総省の高官たちはマリキ首相に必要な改革をやる能力があるか疑っている。
9日に発表された世論調査(USAツデー/ギャラップ)の結果によると、一般国民のイラク政策に対する不信感は一層きわだっている。
兵力増強案については61%対36%で反対が6割を超えた。ブッシュ大統領のイラク政策を支持する者は26%で、これは同調査では最低を記録した。
さらに半数近くが兵力をいくら増やそうがアメリカは目標を達成できないと回答した。ブッシュ政府が期待しているよるも悪化すると回答した者は8割に達し、53%がブッシュ大統領は重大な非難に値すると答えた。
作成者 uruknews : 2007年1月9日(火) 22:13 [ コメント : 0] [ トラックバック : 0]