★阿修羅♪ > 戦争87 > 632.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
□米、ソマリア暫定政府への強固な支援を約束=ライス長官 [AFP=時事]
http://news.www.infoseek.co.jp/afp/world/story/20070105afpAFP010386/
米、ソマリア暫定政府への強固な支援を約束=ライス長官 (AFP=時事)
【ワシントン4日】ライス米国務長官≪写真≫は4日、東アフリカのソマリアでイスラム勢力が敗北したことを受けて、同国暫定政府に対する米国の強固な支援を約束した。ライス長官はまず初めに、暫定政府を支援したエチオピア軍とイスラム原理主義勢力「イスラム法廷」との戦闘で住居を失ったソマリア人向けに主として食料を提供するため、1600万ドル(約19億円)を上回る緊急支援を行うことを明らかにした。
ライス長官は他の支援国に対しても、暫定政府を強化するため迅速な能力増強支援や人道援助を提供するよう求めるとともに、「ソマリア国民と国際社会は20年に及ぶ軍閥主義、過激な暴力、人道被害を乗り越える歴史的な好機を迎えている」と強調した。
同長官はさらに、暫定政府への支援を強化し、同国への平和維持部隊の展開を組織するための努力の一環として、フレーザー国務次官補(アフリカ担当)を東アフリカ地域に派遣したと語った。米国務省のマコーマック報道官によると、同国務次官補はエチオピアの首都アディスアベバでメレス・エチオピア首相、ムセベニ・ウガンダ大統領と会談した。ムセベニ大統領はソマリアへの平和維持部隊の派遣を申し出ている。
ライス長官は暫定政府支援について、米政府としては、合法で機能する政府を樹立し、平和維持部隊の緊急展開を推進するため、ソマリアの各派すべてを含む政治的な対話を促進することを優先していると述べた。
[2007年1月5日8時16分]
▽関連記事
□<米国>ソマリア沖に海軍艦艇を展開 過激派の逃走阻止で [毎日新聞]
<米国>ソマリア沖に海軍艦艇を展開 過激派の逃走阻止で (毎日新聞)
米政府は3日、ソマリア内戦でイスラム原理主義勢力が敗走態勢に入った事態を受け、イスラム過激派やテロリストの国外逃走を阻止するため米海軍艦艇をソマリア沖に展開させたことを明かした。5日にケニアで関係国を集めたソマリア連絡調整グループの会合を開き、首都を制圧した暫定政府への支援策を検討する。
[2007年1月4日10時49分]
□ソマリアのイスラム勢力指導者の捜索に米軍を投入=国務省報道官 [AFP=時事]
ソマリアのイスラム勢力指導者の捜索に米軍を投入=国務省報道官 (AFP=時事)
【ワシントン3日】米国務省のマコーマック報道官は3日、エチオピアの支援を受けたソマリア暫定政府軍に敗北し、ソマリアを脱出しようとしているイスラム過激派やテロリスト容疑者の捜索に米海軍部隊が参加していることを明らかにした。≪写真は首都モガディシオ入りしたソマリア暫定政府軍兵士≫
同報道官は「イスラム原理主義勢力『イスラム法廷』の指導者を捕らえるため、ジブチに駐留する米軍がソマリア沖の海上をパトロールしている。これら指導者の中には1998年に東アフリカの米大使館爆破で指名手配されている国際テロ組織アルカイダの工作員も含まれる」と語った。
マコーマック報道官はさらに、「われわれとしては、アルカイダを含むテロ組織と関係のあるイスラム法廷の指導者やメンバーのソマリアからの脱出や出国が認められないことを重要視する」とし、「これらの者がソマリアから脱出できないようにするため、米国はソマリアの隣国と緊密に協力している」と述べたが、米軍の展開についてそれ以上詳しいことは明らかにしなかった。
また米国は同日、ソマリアのイスラム勢力が暫定政府軍に敗北したのを受けて、テロリスト・グループによる報復攻撃の恐れがあるとして、ソマリアの隣国ケニアに在留する米国人に対し、警戒するよう求めた。
[2007年1月4日7時56分]