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□イラク・バース党後継党首にダウリ副書記長 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2942654/detail
イラク・バース党後継党首にダウリ副書記長
米国が懸賞金1000万ドルで追及中
【アルジャジーラ特約3日】イラク・バース党は1日、昨年12月31日、処刑されたサダム・フセイン元イラク大統領の後継書記長としてイズアト・アル=ダウリ副書記長を任命したと発表した。アルジャジーラが声明を入手した。
ダウリ氏は、未だ逃亡に成功しているフセイン政権幹部の数少ない1人である。
米国はダウリ氏に対して1000万ドルの懸賞金を掛けている。
イラク・バース党は2003年の多国籍軍のイラク侵攻以来、地下に潜っており、「イラク解放」のため、武装闘争を継続すると公約した。同声明は、イラクが「米、英両国ならびにイランの支配下に」あると述べた。
また、声明は、フセイン処刑は犯罪であり政治的暗殺であると表現した。
バース党のアブ・ムハンマド報道担当は、アル=ダウリ氏はフセイン元大統領が2003年12月に捕らわれた以降、党指導の責務を遂行していると語った。
同報道担当の発言は、「イズザト同志は2003年以来、党の政治的部署と抵抗闘争の部署に責任を持っているが、今回、党書記長に任命されたのは儀礼的手続きと党内規約の事項である」というものであった。
フセイン処刑の後、イラクのマリキ首相はイラク・バース党に同国の政治的プロセスに参加して、新しい1章を開くようよう呼び掛けていた。
これに対して、ムハンマド報道担当は「マリキ氏に言いたいことは、われわれの唯一に使命は、マリキ氏とその主人(米国)を祖国から追い出すまで武装闘争を継続するということだ」「サダム大統領の殉教は、彼(マリキ首相)の腐りきった支配と外国の占領に対する国民の抵抗を強める新たな要因となるだろう」と述べた。
ムハンマド氏はさらに、米国とイラク政府がフセイン処刑に対するイラク人の反応に対し報道管制を敷いているとして非難、「メディアの報道はサダム大統領の生地と数少ないスンニ派の都市の反応に集中しているが、われわれはイラク全土の人々が2日間にわたってイラクの正統な大統領の死で喪に服しているということを言いたい」「南部ドゥカール州のアル=シャトラでは、怒った住民たちがアル=サドル・アル=マハディ軍(シーア派指導者サドル師の民兵組織)を攻撃して、8人を殺害、数十人を負傷させた」とも述べた。
ムクタド・アル=サドル師とその支持者たちはフセイン元大統領の処刑を要求していた。同グループは、フセイン元大統領が1999年に自動車事故でのサドル師の父親の死に責任があるとしている。当時、イラク当局は父サドル師の死とは無関係と否定していた。
一方、ヨルダンのバース党は5日にアンマンでフセイン元イラク大統領の追悼式典を挙行すると発表した。
同党のアヘメド・アル=ナジャウィ報道担当は1日、過去2日間にわたってヨルダンの複数の政党と人々から弔問があったと述べた。
同担当は「すべてのグループの政治家や一般の人からサダム・フセイン大統領の死に対して哀悼の意が表明された。きょうはイラクの占領当局によって行われた暗殺という犯罪行為に抗議する座り込みが労働組合広場であった。フセイン大統領の娘、ラガッド夫人が参加した」と述べた。
ラガッド夫人が父親の死後、公開の席に出たのはこれが始めてである。同夫人は2003年にヨルダンに亡命を認められた。 (翻訳・ベリタ通信=日比野 孟)
2007年01月03日02時38分