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□イラク・レジスタンス・レポート(日本語版) 2006/12/30
http://blog.mag2.com/m/log/0000169265/108096410.html
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イラク・レジスタンス・レポート Iraqi Resistance Report 日本語版
編集&発行 山本史郎/イラク情勢ニュース
webサイト
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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2007/01/02 (火)
※ きょう紹介する主な内容 ※
☆イラク・レジスタンス・レポート 12月30日付
◆アメリカの傀儡政権がサダム・フセイン大統領を処刑
◆ファルージャ: イードの祝祭が悲しみと喪に変わる
◆サクラウィヤで「殉教者」のための大規模デモ
◆カイム: レジスタンスのミサイルが米軍ヘリを撃墜
◆パレスチナ解放人民戦線がサダム・フセインの「暗殺」を非難
◆ラティフィヤ: レジスタンスの爆弾で米兵2人死亡
◆モスル: 米兵がレジスタンスに狙撃される
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□イラク・レジスタンス・レポート 2006年12月30日 日曜日
■Iraqi Resistance Report for events of Sunday, 30 December 2006
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http://www.albasrah.net/en_articles_2006/1206/iraqiresistancereport_301206.htm
◆アメリカの傀儡政権がサダム・フセイン大統領を処刑
US-installed puppet regime executes President Saddam Husayn before dawn
イスラム・メモは30日午前6時15分(メッカ時間)の速報で、イギリスのロイター
通信はアメリカ政府関係者がもたらした情報として、イラク大統領サダム・フセインは先
ほど確かに処刑されたと報道した、と伝えた。
イスラム・メモによると、アメリカの傀儡であるイラク政府はイスラムの祝祭であるイ
ード・アル・アジャを翌31日に変更することでシーア派至上主義の宗教指導者と合意し、
祝祭の始まる前にイラク大統領を処刑する機会を作った。
イラクの団体ミマルは30日午前10時30分(バグダッド時間)のニュースとして、
ミマルは性急におこなわれたイラク大統領の処刑はサダム・フセインを2006年中に殺
害するというアメリカの要求に応じたものだとする情報を入手した、と報告した。またイ
ラン政府はサダム・フセインがイード・アル・アジャの祝祭初日に殺されることを望んだ
という。
イスラム・メモは30日12時59分の速報で、傀儡政府内の司法省関係者が大統領の
処刑はアブダル・アジズ・アル・ハキムの立ち会いでおこなわれたと語っていることを報
告した。ハキムは親米シーア派のイラク・イスラム革命最高評議会(SCIRI)を率い
ており、その武装部門であるバドル旅団は2003年におこなわれたアメリカのイラク侵
攻に参加し、現在は傀儡政府系の治安部隊の中核を担っている。
この情報提供者の証言によると、シーア派至上主義の雇われ者は大統領(サダム・フセ
イン)を挑発して、「ペルシャ人のピグミーめ! 神はお前たちとその主人をののしるぞ」
と声を荒らげさせようとしたが、大統領は断固としており、彼の身に起こることに対して
も動揺することはなかった。
他方、殉教したサダム・フセイン大統領弁護団の弁護士は、大統領の遺体は米軍機に載
せられ故郷ティクリートに運ばれ、そこで埋葬されるために彼の部族の指導者に引き渡さ
れたと発表した−−イスラム・メモが30日午後11時59分の速報において伝えた。
ロイター通信はアル・ブ・ナセル部族の指導者が遺体を受け取ったという情報提供者の
証言を報道した。
ミマルは同日午前10時35分の速報で、全国の傘下組織からの報告によると、レジス
タンス勢力がバスラ、サラハッディン、ディヤラ、アンバル、タミン(キルクーク)、ニ
ネベ(モスル)、ディカル、ワシト、カディシヤ、バグダッドとイラク全土で米軍および
傀儡軍兵士に対して攻撃と戦闘を続けていると伝えた。
バース党は大統領の処刑についての声明で、サダム・フセインの死を一番に喜ぶのは犯
罪者ハメネイ(イラン大統領)とその汚らわしい同盟者である「イスラエル」の首相、そ
して犯罪者ブッシュだと指摘した。
●アンバル州 Al-Anbar Province
◆ファルージャ: イードの祝祭が悲しみと喪に変わる
Grief and mourning instead of ‘Id celebrations in al-Fallujah
イスラム・メモは30日午後2時46分の速報で、サダム・フセイン大統領処刑のニュ
ースがファルージャに伝わったとき、悲しみが市内を包んだとレポートした。
ファルージャ在住のイスラム・メモ通信員は、市民はそのニュースを聞いたあと、市内
の全商店が店を閉めたと伝えた。同通信員はニュースへの市民の反応を取材しに出かけた
が、彼が声をかけた人々は皆、その質問に涙を流した。
地元住民はイードの祝祭を悲しい表情で迎えることになった。イードの祈りに集まった
人々はお祭り気分もみせずに家路についた。
通信員が出会った者は誰もが神はこの期間の流血を禁じてきたが、現在のイランとアメ
リカをあがめる傀儡(かいらい)政権は、彼らがイラクを蔑(さげす)んでいることを示
すかのように、故意にイード初日に大統領を殺した、と指摘した。
◆サクラウィヤで「殉教者」のための大規模デモ
Massive demonstration for “the Martyr” fills streets of as-Saqlawiyah
to protest execution of Iraqi President Saddam Husayn
ファルージャの北西15キロに位置するサクラウィヤの町では、30日朝、サダム・フ
セイン大統領の処刑に抗議して大規模なデモがおこなわれた−−イスラム・メモが30日
午後2時32分の速報で伝えた。
ファルージャ在住の同通信員は、ニュースを聞いて処刑を非難するために、大人も若者
も子供も同日朝のデモに繰り出してきたとレポートした。彼らは傀儡政府とアメリカの占
領を非難するプラカードを掲げて町の中心部をデモした。参加者はまた今では誰もが殉教
者と認める大統領の大きな肖像を掲げた。
◆カイム: レジスタンスのミサイルが米軍ヘリ撃墜 2007/01/01
Resistance blasts American Black Hawk out of the sky near al-Qa’im
イスラム・メモは12月30日午後2時38分(メッカ時間)の速報で、同日午前6時、
イラク西部シリア国境に近いカイム市近郊フサイバ上空において、イラク・レジスタンス
戦士が米軍の攻撃ヘリ・ブラックホークを撃墜したと伝えた。
カイム在住のイスラム・メモ通信員は、レジスタンス戦士が地対空ミサイルSAM−1
を発射し、ミサイルはヘリコプターに命中して粉々に粉砕し乗員も殺されたとレポートし
た。この攻撃はフサイバ地区にあるハッジ・サルマン・アル・アフラの庭園近くで発生し
た。米軍兵士がその一帯を包囲し、完全に封鎖した。
◇ヒート: レジスタンスのミサイルが米軍司令部に命中
◇カルマ: レジスタンス戦士が米軍と戦闘
◇ファルージャ: レジスタンス戦士が米軍部隊を待ち伏せ
●バグダッド Baghdad
◆PFLPがサダム・フセインの「暗殺」を非難
Popular Front for the Liberation of Palestine denounces “assassination” of Saddam Husayn
パレスチナ解放人民戦線(PFLP)は30日朝、そのウェブサイトに声明を掲載し、
人民戦線はアラブの抵抗を象徴するサダム・フセイン処刑はブッシュを頭目とする邪悪な
者の下劣な陰謀と見なす、と非難した。
また、その後に発表された新聞発表では次のように述べた。
パレスチナ解放人民戦線のスポークスマンはサダム・フセイン大統領の犯罪的暗殺を非
難する声明を発表した。すなわち、アメリカとイギリスがおかした今回の犯罪は、イラク
を破壊し分割してその資源を支配するために、イラク国内に分裂と抗争の感情をかきたる
ことを狙ったものである。
アメリカがイラクを占領したもとでおこなわれた裁判に正当性はなく、国際法の諸原則
に違反するものだった。
パレスチナ解放人民戦線は所属と出自を超えてすべてのイラク国民が侵略者を前に隊伍
を固め、イラク領土の保全するために祖国を解放し、イラクの宗派・宗教抗争に火を着け
それを中東全域に広げようと狙うアメリカとイスラエルの陰謀を砕くことを呼びかける。
彼らの狙いは中東地域を細分してその資源と富を支配する「新中東抗争」を押しつけるこ
とにある。
パレスチナ解放人民戦線は兄弟であるイラク国民とその勇敢なるレジスタンスに挨拶を
送る。レジスタンスは占領に対して立ちはだかり、犯罪者ブッシュ政府をして今や撤退を
模索せしめるほどの窮地に追い込んでいる。
パレスチナ解放人民戦線は世界中のすべての高潔なる人々にむかって、イラク国民とそ
のレジスタンスの側に立ち、占領者を追放し祖国を解放し自由で団結した民主主義のアラ
ブ・イラクを建設するために戦うことを呼びかける。
パレスチナ解放人民戦線
パレスチナ国家
2006年12月30日
◇アル・アクサ殉教旅団がサダム・フセイン処刑を批判
「パレスチナに味方する者すべてに対する政治的暗殺」
◇パレスチナ人民レジスタンス委員会がサダム処刑を非難
◇大統領処刑の数時間後、バグダッドを揺るがす爆発
●バビル州 Babil Province
◆ラティフィヤ: レジスタンスの爆弾で米兵2人死亡
Two US troops reported killed in Resistance bombing
イスラム・メモは30日午後1時17分の速報で、イラク・レジスタンスの爆弾が30
日朝、ラティフィヤの南を通過中の米軍パトロール部隊そばで爆発したと伝えた。バグダ
ッドの南30キロほどのところだ。
イスラム・メモの通信員は目撃者の話として、ラティフィヤの南ハスワに向かう道路脇
に仕掛けられた爆弾が米軍パトロール部隊近くで炸裂し、ハンビーは破壊・炎上してアメ
リカ兵2人が死亡、3人が負傷した。アメリカ軍はその後道路を完全に閉鎖し一帯を包囲
した。
●サラハッディン州 Salah ad-Din Province
◇ユスリブ: レジスタンスが米軍基地にミサイル撃ち込む
●ニネベ州 Ninwa Province
◆モスル: 米兵がレジスタンスに狙撃される
US soldier reported killed by Iraqi Resistance sharpshooter in al-Mawsil
イスラム・メモは30日午後2時41分の速報で、チグリス川右岸(南西)において、
イラク・レジスタンスの狙撃手がアメリカ兵を射殺したと報じた。
モスル在住のイスラム・メモ通信員はイラク傀儡警察関係者の話として、徒歩でパトロ
ール中の米軍部隊が市内南西にあるザフラ地区を移動中に、米兵の1人がレジスタンスの
狙撃手の放った銃弾を受けて即死した。そのさい別の1人も手に銃弾があたり負傷した。
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オリジナル(英字):
http://www.albasrah.net/moqawama/english/iraqi_resistance.htm
英語への翻訳・編集 Muhammad Abu Nasr
日本語版はイラク情勢ニュース(URUK NEWS)のコンテンツです
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メール宛先 uruknewsjapan@ybb.ne.jp
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