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□米民主党、08年大統領選で「勝てる候補者を選ぶ」議論は即刻やめるべき
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2934133/detail
米民主党、08年大統領選で「勝てる候補者を選ぶ」議論は即刻やめるべき
いま、米民主党陣営は、2008年大統領選の候補者選びをめぐり、「大統領選に勝てる、勝てない」という基準だけで、熱い議論が行われている。これは、当選可能といわれるバラク・オバマ上院議員と大統領選に出ても勝ち目がないというヒラリー・クリントン上院議員の2人の大統領候補として、どちらを選ぶかという議論が元になってヒートアップしているのだ。確かに「大統領選で勝てる」という基準はかつて、候補者すべてにあてはめられ、普遍的な評価を導き出すための重要な要素だったが、今日、そうした大統領選で勝てる候補者を選ぶという議論は即刻、やめるべきだろう。
民主党支持者は、前回の2004年大統領選で、「選挙に勝てる」候補者として、ジョン・ケリー氏を選出したが、結果は、期待を裏切り、ブッシュ大統領の返り討ちにあった。国民の広範囲から投票を集めて勝てるという見込みだけで、大統領候補を選ぶ方法は、断じてやめるべきだ。例えば今月12日、民主党の大統領選候補者の指名選挙に立候補したデニス・クシニッチ下院議員が勝てる候補かどうかを判断する材料を私は持っていないが、そんなことは気にもしていない。結論を出す前に、クシニッチ候補の政見に耳を傾けたいと思っている。国家を前進させるための明確な展望や信念に身を捧げる決意を示す候補に米国民は1票を投じるだろう。前回の選挙でブッシュ大統領が再選され、ケリー候補が敗退した理由はここにあった。
「大統領選で勝てる」という議論だけがもてはやされることは問題だろう。現時点で、候補者としての能力が決めつけられ、(その仮説によって)候補者は非常に偉大な人物であると見なされ、次期大統領を誰にするのかについて、国民がじっくり選ぶ余地が小さくなる。だからこそ、政策課題や大統領としての資質について、腰を据えた本質的な議論が必要になる。候補者は討論の過程で、国を正しい軌道に戻すためのリーダーシップがあることを証明しなければならない。「誰が最も大統領選に勝てる候補か?」などのような議論で時間を浪費すれば、気の抜けた退屈な候補者を選ぶ愚を犯すことになるだろう。
そこで、1つ提案がある。民主党の「誰が大統領選に勝てる」という議論は、少なくとも共和党が大統領選に勝てる候補者選びを開始するまで封印しようではないか。そのころには、私は、そんな共和党のバカ騒ぎ見て、せせら笑い、また、「大統領選に勝てる」という基準は無視し続ける。そのころには民主党だけが、最良の候補者を見極めているに違いないからだ。【了】
■オリジナル記事:Electability
■ブログ: Emboldened(2007年12月13日付)より
■筆者 マット・ブラウナー・ハムリン(Matt Browner Hamlin)氏:
Emboldenedは政治、社会、経済などについて幅広く論じる硬派のブログ。ジョーンズ・ホプキンス大学の卒業生が2004年に結成した政策討論・提言集団「ボルチモアグループ」のメンバーが運営する。現在、常勤の編集者はマット・ブラウナー・ハムリン氏と法学部の学生であるオースチン・エバース氏。
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*このブログで書かれている内容については、筆者個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解や意向を示すものではなく、ライブドアにより承認されたものではありません。また、このブログの筆者はライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
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翻訳:ライブドア・ニュース 戸塚雅美記者/em (参照:http://blog.livedoor.jp/emasutani/)
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2006年12月31日18時39分