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Baghdad Burning もう1年の終わり…:細井明美訳
http://blogs.dion.ne.jp/hope/archives/4797925.html
Juan Cole 氏のコメント
http://www.juancole.com/2006/12/riverbend-is-back-riverbend-weighs-in.html
・タラバーニ大統領が死刑執行に署名しなかったのは、彼の政治信条に因る。
・ブッシュ政権はイラク三分割を望んだのではない。
イラクを三分割すると多国籍企業にとって面倒
そうですね、「三分割」のもっと具体的な内容こそが問題ですね。
ブッシュ政権は、連邦制なら容認の範囲内であるが、
クルドの独立は容認できないと思います。
しかも、コール氏が述べているのは、差し当たり、
「経済的領域」からの観点で限定して述べています。
確かに、「経済的」には、三分割は非効率的です。
しかし、ブッシュ政権のイラク政策自体は、
政治的、経済的、軍事的、国際的にともっと総合的なものです。
経済的には確かに非効率でも、その他の要因を優先すれば、
また違った総合的判断となります。
政治的判断としても、三分割は、ブッシュ政権にとっても
好ましいものではないと思えます。
ただ、ブッシュ政権は『宗派間抗争』を助長、あるいは容認したとは思います。
いや、ネグロポンテのエルサドバドル・オプションの実行や、
チャラビの私兵を操って、
初期の『宗派間抗争』を煽ったのではないかとは推測しています。
もちろんそれを客観的に証明することはできませんが。
自分で火を点けておいて、自分で撤退できなくなって困窮するとは、
自己矛盾ですが、自己矛盾はあり得ます。
マッチポンプという言葉もあります。
ここまで悪化するとは想定していなかったとか。
しかもプレーヤーはブッシュ政権以外にも、
・シリア
・イラン
・サウジ
・イスラエル
等々とたくさんいた訳で、
多数の様々な思惑の<ベクトルの総和>でしょうね。
いずれにせよ、イラクの一般市民を地獄に突き落とした
ということに何ら変わりはありません。