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□イランに照準を合わせる米キリスト教右派 [JANJAN]
http://www.janjan.jp/world/0612/0612297304/1.php
米国:イランに照準を合わせる米キリスト教右派 2006/12/30
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【カリフォルニア州オークランドIPS=ビル・ベルコウィッツ、12月19日】
米国では、キリスト教右派がこの20年の間に共和党内で草の根組織化の最有力勢力のひとつとなり、多数のキリスト教シオニストが外交政策の場でも影響力を得てきた。彼らのイスラエル支持は増大するばかりか、影響力のある政治要因となっている。
イスラエル・ヒズボラ紛争の終結以来イスラエルのオルメルト首相の人気が急落する中、米キリスト教シオニストは、この動向をイスラエルの敗北としてとらえるだけでなく、さらに広範な戦争の前兆と見ている。実際彼らは、紛争は間近に迫ったハルマゲドン(最終戦争)の兆候かもしれないと考えている。彼らにとって、イスラエルは終末のシナリオにおいて重要な役割を占め、中東の一連の紛争はハルマゲドン、イエス・キリストの再臨、最後の審判の聖書の予言の兆候なのである。
有力なキリスト教シオニストのひとりで『The Last Jihad(最後の聖戦)』をはじめとするベストセラー作家ジョエル・ローゼンバーグは、「核兵器とそれを搭載する運搬手段で世界を脅すイランをだれかが止めようとするのなら、遅くとも2007年末までにしなければならない。2008年には選挙があり、2009年は新政権のスタートである。それでは遅すぎる。核融合の悪霊が瓶の外に出てくるだろう」とブログに記している。
また、テレビ出演したローゼンバーグは、「ホワイトハウスの聖書研究会」に招かれた時のことを語り、多数の議会指導者や本土安全保障省、国防総省の高官と話し、もっとも興味深い質問として「聖書はイラン、ロシアおよび中東諸国グループ間のイスラエル攻撃のための同盟について語っているというのですか」と問われたが、その答はイエスであると述べている。
しかし一部批評家は、ローゼンバーグは、ユダヤ教も理解せず、読者獲得を狙う自身のプロモーターにすぎないと非難する。表現の自由を擁護するウェブサイト JewsOnFirst.org の共同創設者でラビのHaim DovBeliak師は、「イランとの戦争を応援し、イスラエルを触媒に使って世界の破滅を働きかけるのは、もはや『エンターテイメント』ではない。節度を欠いたことである」と述べている。
米キリスト教シオニストの動向を報告する。(原文へ)
翻訳/サマリー=坪沼悦子(Diplomatt)/IPS Japan浅霧勝浩
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(IPSJapan)