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毎日【フセイン死刑執行:各国の反応は…】
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http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061231k0000m030042000c.html
フセイン死刑執行:各国の反応は…
米国と03年3月にイラクを攻撃した英国は「改めて死刑制度には反対の立場を表明する」(外務次官)とコメントする一方、「イラク国民の(死刑執行の)決定は尊重する」とも述べ、戦争の正当性と死刑反対を両立させたい難しい立場を代弁した。
イラク戦争に反対していたフランスは「死刑には断固反対する」との声明を出し、「イラク国民の和解と団結を期待する。(死刑が)イラクの主権の完全な確立と安定につながるべきだ」と強調した。ロシアも死刑に遺憾の意を示し、「軍事・政治的情勢の悪化と民族・宗派間の緊張の増大をもたらすだろう」と警告した。
フセイン政権時代のイラクと外交関係を深めたインドも「死刑を執行しないよう求めてきたのに残念。不幸な結果がイラクの復興を妨害しないよう望む」(ムカジー外相)と求めた。中国は「イラク国内のことはイラク国民が決めるべきだ。イラクが一日も早く安定し、発展することを希望する」(外務省の秦剛副報道局長)との短いコメントを発表した。
「賛成」の立場を表明したのはイスラエルとイラン。イスラエル外務省は「正義が実行された」と歓迎。フセイン政権時代に戦火を交えたイランも「執行を尊重する。イラク国民は勝利者だ」(外務省)としたが、「米国はこれを勝利とすべきではない」とけん制。「今後短期だが治安は悪化するだろう」との見通しを示した。
ローマ法王庁(バチカン)のロンバルディ報道官はバチカン放送に、死刑執行は「(イラクにおける)正義の再建につながらない」「復しゅう心を燃え上がらせ、新たな暴力の種をまくことになるかもしれない」と懸念を示した。【ロンドン藤好陽太郎、モスクワ町田幸彦、ニューデリー西尾英之、北京・飯田和郎、エルサレム前田英司、テヘラン春日孝之、ジュネーブ澤田克己】
毎日新聞 2006年12月30日 19時58分
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